【取材後記】荒木町長、深刻な「宿題」を抱えたまま出馬表明 屋久島町長選2023
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										屋久島ポスト – The Yakushima Post
									
								若者の地元定着を促進 津波対策の強化や教育環境を整備
強いリーダーシップで「町の進化につなげたい」
【左】屋久島町長選に出馬表明した矢野憲一氏(「やのけんいち後援会」ウェブサイトより)
【右】矢野憲一氏の町長選への出馬表明を伝える南日本新聞の記事(2023年6月25日付)
今年10月の屋久島町長選に向けて4人目の候補者が出馬を表明した。
屋久島町の会社経営者、矢野憲一氏(56)は6月24日、同町長選に立候補する意向を地元紙の取材に明らかにした。町長選には、これまでに町議会議員の岩川卓誉氏(36)、現職の荒木耕治氏(73)、安房電気利用組合長の小脇清治氏(79)の3人が出馬の意思を示しており、四つ巴の選挙戦になる公算が大きくなった。
6月25日付の南日本新聞によると、矢野氏は同紙の取材に対し、若者の地元定着を促進するために、第一次産業をはじめとする各種産業や事業者の支援強化が重要だと説明。また、現状では不十分だとする津波対策の強化や教育環境の整備にも努めたいとした。
自身がめざす町政運営については、強いリーダーシップと町民にわかりやすいメッセージが必要だと主張。「町民のやる気、活動する力を呼び起こし、町の進化につなげたい」と述べたという。
矢野氏は屋久島町宮之浦地区の出身で、鹿児島高校を卒業後に神奈川県内で会社を経営。1997年に会社を同町に移転させて、クリーニング業やプライベートホテルを営んでいる。また、防災士の資格を生かし「津波の避難と備え」をテーマに県内で講演活動を続けている。
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