【取材後記】沈黙の日高好作町議は町役場に責任転嫁 町職員に不正精算の責任を押しつけ/編集委員会
全関係者から事情を聴かない杜撰な監査委員
虚偽の領収書を使った出張旅費の不正精算が発覚したことを受けて、日高好作町議はこんな説明を町監査委員にしたという。旅行会社から領収書を「もらった記憶はなく、頼んだ覚えもない」とも言っており、それが事実であれば、町職員が不正精算に関わったことになる。
町職員「領収書は日高町議から受け取ったと思う」
それでは、日高町議に代わって旅費精算の事務手続きをした町職員は、どのような説明をするのか。屋久島ポストが取材で尋ねると、こう証言した。
「領収書は日高町議から受け取ったと思う」――。
ここまで言い分が食い違うと、日高町議にはしっかりと説明する必要がある。自身の不正精算の責任が、まるで町職員にあるかのような証言をしているのだから、それは当然である。
取材から逃げ回る日高町議
ところが、日高町議は私たちの取材から逃げ回っている。
町議会の閉会後に取材を依頼しても、足早に歩いて拒否し、日高町議の車の前に立って説明を求めても、強引にアクセルを踏んで走り去り、私たちは危うく跳ね飛ばされそうになった。その後も何度も電話をしたが、まったく応答がなく、ご家族に伝言を残しても、一度たりとも返信がない。
実は、5月11日の町議会全員協議会で説明を求められても、日高町議は同僚議員たちに詳細な説明をしなかった。そして、最後に「詳しいことは監査委員に聴いてほしい」と言って、口を結んでしまった。
そこで、日高町議の言うとおり、監査委員に取材をすると、驚く答えが返ってきた。実際に旅費精算の事務手続きをした職員からは、事情を聴いていないというのだ。そして、なぜ聴かなかったのかと尋ねたが、「そこまでは・・・・・・」と言うだけで、歯切れの悪い答えしか返ってこなかった。
日高好作議長(当時)が旅費精算書に添付した2枚の領収書。航空券代として、計4万8180円の金額が記載されているが、領収書を発行した旅行会社には販売記録が残されていなかった
不公正で不平等な監査
日高町議には話を聴く一方で、当該の職員には事情を聴かない。それで、監査結果を報告したとすれば、あまりにも杜撰で、不公正かつ不平等な監査である。職員から話を聴けば、何か不都合な事実が判明することを恐れて、あえて聴かなかったのではないかという疑念まで浮かんでくる。
そして、なにより問題なのは、日高町議の証言によって、不正精算の疑いが職員にかけられたことである。このまま日高町議が口を閉ざし、監査委員が領収書を発行した旅行会社の元責任者に事情を聴かなければ、この職員には、いつまでも不正の疑いが付いてまわることになる。
私たちの取材に、この職員は「領収書は日高町議から受け取ったと思う」と証言しており、このままではあまりに気の毒である。
岩川前副町長も「領収書は職員が受け取った」
2年前、初めて虚偽領収書の不正精算が発覚した際に、岩川浩一副町長(当時)も同じような説明をしていた。
「事務手続き上のミス」「領収書は職員が受け取り、私は知らない」・・・・・・。
そう説明したまま退職し、その後に起訴猶予処分となって刑事裁判は免れたが、果たして真相はどうだったのか。
この件についても、監査委員は岩川氏から何も事情を聴いていないというから、まったくもって、杜撰な監査である。
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実際に記憶がないとしても、自分が疑われている以上、しっかりと説明をして潔白を証明しなければ、他人に迷惑を掛けてしまいます。
議員として見苦しいし、情けない。
しっかりして下さい。そうでなければ、支持者に申し訳がありません。
説明しないのではなく【説明出来ない】んです。
自ら認めたってことです。