名指しで批判 相手を間違え謝罪のお粗末【検証・岩山討論】(5) 屋久島町新ごみ処理施設
公取委に相談したとして「真辺議員、千護議員、小脇議員」を批判 実は「真辺議員だけでした」と訂正して謝罪
なぜ「3人」と勘違いしたのか?
【動画】屋久島町議会の予算審議で、相対する町議たちを名指しで批判したのち、その相手を間違えたとして謝罪する岩山鶴美町議(2023年3月24日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより)
屋久島町議会の岩山鶴美町議は3月定例会の予算審議で、自分とは異なる意見や行動を名指しで否定、批判する「個人攻撃」をしたとして、議長から厳重注意を受けた。
町議会の存在意義は、町民からの多種多様な意見を集めて議論することだが、今回の岩山町議の討論は、言論の府である屋久島町議会を否定するものといえる。
この「岩山討論」の問題を検証する連載の5回目は、相対する各町議の名前を挙げて批判した末に、その相手を間違えたとして、訂正と謝罪をした問題を考えたい。
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「個人攻撃」と注意された末に訂正と謝罪
自分とは異なる意見の町議を名指しで批判し、異論を排する討論を続けた岩山鶴美町議だが、その後にお粗末な結果が待っていた。
「個人的なことは攻撃してはダメです」という議長の注意だけでは済まず、さらに、相手を間違えて批判したとして、訂正して謝罪する羽目に陥ったのだ。
まず予算審議では、屋久島町の新ごみ処理施設をめぐる入札で、事前公表された予定価格を上回る金額を提示して、意図的に失格となった業者の入札について、公正取引委員会が「競争が働いたと言い切れない」と指摘していることを受けて、一部の町議たちが同施設の予算案に反対。それに対し、岩山町議はこう批判した。
入札に疑念 議員ではなく「公取委が調査すべき」
「真辺(真紀)議員、(渡辺)千護議員、小脇(淳智郎)議員は公正取引委員会に電話をかけたそうですけれども、違反行為を取り締まる公正取引委員会であれば調査に入るんではないでしょうか」
「あなた方が電話をして、さらに動いているということですけれども、おかしいことがあれば、公正取引委員会がやるべきではないですか」
つまり、岩山町議が言いたいのは、入札に疑念があるのなら、公正取引委員会だけが調査をするべきで、町議会議員があれこれ調べる必要はないということだ。それなのに、わざわざ公取委に電話までして、自分たちで独自に動いているけれど、公取委が直接調べない限りは「違反行為」ではないとして、3人の町議を批判したのである。
公取委への電話 実は1人で「ごめんなさい」
ところが、その日の議会も終盤になったところで、岩山町議が議長に許可を求めて、こう発言した。
「先ほど賛成の立場で意見をした内容の二つ目のところで、真辺(真紀)議員、(渡辺)千護議員、小脇(淳智郎)議員が公正取引委員会に電話をかけたそうですが、と申し上げましたけれども、電話をかけたのは真辺議員だということでしたので、お二人の名前は訂正して、おわびいたします。ごめんなさい」
なんとも、お粗末な訂正と謝罪である。公取委に先んじて調査するのはおかしいと、町議3人の名前を一人ずつ読み上げて批判しておきながら、実は公取委に電話したのは1人だけでした、というのだ。
議員の職責を否定する筋違いの批判
入札に疑念があれば、公取委に相談するのは何も問題はない。むしろ、公取委にとっては有益な情報になるはずで、そもそも批判されるべき筋の話ではない。訂正と謝罪をするのなら、こう言うべきだろう。
「先ほど、おかしいことがあれば、公正取引委員会がやるべきではないですか、と申し上げましたけれど、町議会議員も職責として調査すべきだとのご意見を受けたので、訂正して、おわびいたします。ごめんなさい」
入札業者への質問状の件と勘違いか?
ところで、どうして、岩山町議はそんな勘違いをしたのだろう。実際に公取委に電話をしたのは真辺町議1人であり、その日の討論で、真辺町議は公取委については何一つ言及していないのに、なぜ?
実は、真辺、渡辺、小脇の各町議が一緒に動いた案件が、まったく別にある。意図的に無効な入札をした業者に対し、3人が連名で質問状を送り、その理由を尋ねていたのだ。ただ、業者に質問状を送ったことについて、3人が議会で発言したことはなく、岩山町議から確認や問い合わせもなかったという。
「報道ではない」屋久島ポストの記事を参考 !?
議会内で「3人が一緒に動いた」という情報が共有されていなのに、なぜ、岩山町議は「3人」が公取委に電話をしたと勘違いしたのか?
なぞは深まるばかりだが、一つだけ思い当たるのは、3人連名の質問状について、屋久島ポストが3月14日と3月23日に報じていることだ。
でも、屋久島ポストは議長に「報道ではない」と言われて、議会取材から締め出されている。屋久島町議会から「信用ならん」とレッテルを貼られた市民メディアの記事を読んで、岩山町議が信用するとも思えないのだが・・・・・・。
【動画】屋久島町議会の予算審議で、特定の個人を攻撃する討論をしたとして、議長から厳重注意を受けた岩山鶴美町議(2023年3月24日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより)
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岩山議員は、議会とは審議する所であると言う大前提を理解していない。
6年もの長い間議員でありながら、実に恥ずかしく
屋久島町議会のレベルを更に押し下げている。
今後、懲罰動機も提出されるやも知れず、恥の上塗りである。
潔く辞職するか、任期終了まで発言を控えるか、二者択一である。
分かりましたか?
これ程町民の耳目を集め、批判を浴びて居る事を本人が認識していない筈は無いと思っている。
しかし、ある県議会議員候補の広報マイクを担当している。反省の色は微塵も感じ無い。
岩山議員への批判が候補者に伝播しないか他人事ながら心配して居る。
余計な心配ですかね?
頼む方も頼む方、頼まれる方も頼まれる方
どっちもどっちです。