東京出張の航空券、どこで買ったか「わからない」 屋久島町出張旅費不正問題
日高好作町議、架空領収書での精算を町議会で認める
町監査委員、架空領収書の是非を検討へ
日高好作議長(当時)が旅費精算書に添付した2枚の領収書。航空券代として、計4万8180円の金額が記載されているが、領収書を発行した旅行会社には販売記録が残されていなかった
屋久島町議会の日高好作町議が議長だった2016年に東京へ出張した際に、架空の領収書で航空運賃を受け取った問題をめぐり、日高町議は5月11日、航空券の販売実態がない架空領収書で旅費精算したことを認めた。この問題を町議会全員協議会で指摘され、領収書を発行した旅行会社では「(航空券を)購入していない」と明確に否定。その一方、屋久島ポストが実際の購入先を尋ねると、「わからないですね」とあいまいに答え、それ以上の取材を拒否した。
日高町議が架空の領収書で不正精算していた問題は、町監査委員が2022年3月末にまとめた監査報告書で明らかになった。
領収書発行の旅行会社に販売記録なし
町が開示した出張記録や監査報告書によると、日高町議は議長を務めていた2016年5月29日~6月1日に東京へ出張した際に、屋久島空港と東京・羽田空港の往復航空券代として、計4万8180円の領収書2枚を添付して旅費を精算した。ところが、精算書に記載された航空運賃について、町監査委員が領収書を発行した旅行会社に確認したところ、航空券を販売した記録が残されていないことが判明した。
出張旅費不正に関する監査報告書の一部。日高好作町議の氏名は匿名とされ、領収書を発行した旅行会社での販売記録がないことが記載されている。また「金額内訳不明」とされているにもかかわらず、架空領収書に書かれた計4万8180円の返納は求めていない
問題の旅行会社で「購入していない」と否定
5月11日に開かれた全員協議会で、同僚議員から説明を求められた日高町議は、計4万8180円の領収書2枚を発行した旅行会社では、航空券を「購入していない」と明確に否定。そのうえで、「領収書については、私がもらった記憶はなく、(発行を)頼んだ覚えもない」とした。また、監査報告書で指摘された不正精算については、関係者がすべて匿名となっているため、「どういう形で(自分だと)特定されたのか疑問だ」と述べた。
架空領収書については取材拒否
閉会後、屋久島ポストが取材で「どこで航空券を買ったのか」と尋ねると、日高町議は足早に歩きながら「わからないですね」と回答。さらに、架空の領収書について説明を求めたが、「なんであなたに(答える必要があるのか)」と言って、それ以上の取材を拒否した。
監査委員、架空領収書なのに「金額は妥当」と承認
日高町議の不正精算について、監査委員は「屋久島と東京間の航空運賃として妥当な金額」だとして、架空の領収書に記載された計4万8180円での精算を承認している。しかし、日高町議はどこで航空券を購入したのか記憶がなく、実際の購入金額などを証明する旅行会社や航空会社の記録を監査委員に提出していないという。
架空領収書での精算を承認した点について、町議会から監査委員に選出されている相良健一郎町議は取材に、「東京に出張した事実が確認できたので認めた」と説明。それに対し、屋久島ポストが「実際の購入金額を証明する記録を確認せず、架空領収書に記載された金額を町の公金から支出して問題はないのか」と尋ねると、相良町議は「代表監査委員と協議したい」と述べ、架空領収書の取り扱いについて検討する考えを示した。
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精算書に添付された領収書の旅行会社では、購入してないのであれば
どこで(誰から)購入したのでしょうか?
「記憶にない」はあり得ない。
日高好作議員をずっと応援してきただけに、とても残念です。しっかり説明責任をはたして欲しい。
何らかの犯罪になるのでは?
議会も役場も最悪。
百条委員会を設置することを「自己申告で良い」と否決した理由がこれで明らかになりました。
むしろ、この2年半の間、針の筵だったことでしょう。
航空券の購入先が「記憶にない」というのも納得できることではありません。
領収書は貴方の精算書に添付されたものです。ほかの誰のものでもありません。
せめて領収書の入手方法は説明しなければ、貴方を支持した有権者に対して失礼です。
その説明ができないようであれば、明らかに不正をしたことに間違いないと、多くの人に思われても仕方のないことになります。
公人としての自覚を持ちましょう。