【視点】上告しても屋久島町長の過失は消えない 補助金不正請求・住民訴訟
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								屋久島町、荒木町長らの法的責任を否定 賠償命令請求の棄却を求める
補助金不正 住民訴訟 第1回口頭弁論 鹿児島地裁

【左】屋久島町が国に提出した工事の検査調書。工事が未完成なのにもかかわらず「合格」などと記載された
【右】補助金不正問題で取材を受ける屋久島町の荒木耕治町長(2021年12月1日、屋久島空港)
屋久島町が水道工事で国に補助金を申請する際に虚偽の「工事完成日」などを報告して、国から補助金1668万円の返還命令を受けたのは町幹部の責任だとして、町に荒木耕治町長や日高豊副町長ら幹部3人に対して損害賠償を命令するよう求める住民訴訟の第1回口頭弁論が11月2日、鹿児島地裁であった。
町側は、国への虚偽報告は工事の担当職員だった当時の参事(2021年3月末に定年退職)が課長らに「伺いを立てることもなく独断で行った」などと主張し、荒木町長ら幹部3人に法的責任はないとして、請求の棄却を求めた。
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