建設費予算案 3月議会初日に即日採決へ 屋久島町新ごみ処理施設
価格競争なく決まった建設費 常任委員会の予算審議を省略
町、無効入札の業者 聴き取りは検討中
屋久島町が公開した新ごみ処理施設の完成イメージ図(町報やくしま 2023年2月号より)
屋久島町の新ごみ処理施設の建設業者を決める一般競争入札で、落札する意思がない川崎技研(本社・福岡市)が入札への参加を辞退せず、事前公表された予定価格を約15億円上回る無効な入札をした問題――。
3月7日に開会する町議会3月定例会で、同施設の建設費の一部となる5億5000万円を盛り込んだ2022年度補正予算案が提案されることがわかった。補正予算案は常任委員会で審議されることなく、初日の本会議で即日採決されることになる。
町議、川崎技研への聴き取り 町に要請
新ごみ処理施設の建設費をめぐっては、入札方法を問題視する複数の町議が町に対し、川崎技研への聴き取り調査の実施を要請し、3月定例会までに回答することを求めている。担当の生活環境課は対応を検討中だが、荒木耕治町長ら幹部が聴き取り調査の要請に応じない場合は、同施設の建設費を減額した補正予算の修正案が提案される可能性もある。
予定価格とほぼ同額 99.5%で落札
問題の入札は昨年11月に実施され、川崎技研とテスコ(本社・東京都)の2社が参加した。
事前公表された予定価格(税抜き)の24億6100万円に対し、川崎技研はそれを約15億円も上回る39億5000万円で入札。予定価格を超えた入札は無効になることを知ったうえで、意図的に高額の入札をして、自ら競争することを放棄した。
一方、テスコは予定価格とほぼ同額の24億4870万円(落札率99.5%)を提示し、価格競争を一切することなく、「不戦勝」の形で建設業者に選ばれた。
公取委「競争が働いたと言い切れない」
この川崎技研の無効入札について、公共事業の談合などを調査する公正取引委員会は真辺真紀町議の調査に対し、「競争が働いたと言い切れない」と指摘したうえで、「町は入札業者に対して、なぜ予定価格を超える入札をしたのか、事情を聴く必要がある」との見解を示している。
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この様な入札が許されていたら、談合入札が温床化します。
議会が問題意識を持って対処しなければならない事だと思います。
委員会審議が必要な事例だと思います。
議会がどのように判断するかも興味有るところです。