4期 16年にわたる「長期政権」への挑戦 表明せず 屋久島町長選 2023
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										屋久島ポスト – The Yakushima Post
									
								「観光立島」の推進 子育て教育環境の充実
続く町の不正に「第三者委員会で原因究明を」
【左】2019年の町長選で配布された小脇清治氏の公約と経歴
【右】小脇清治氏の町長選への出馬表明を伝える南日本新聞の記事(2023年6月24日付)
今年10月に実施される屋久島町長選に向けて、屋久島町の安房電気利用組合長の小脇清治氏(79)は6月23日に記者会見を開き、立候補する意向を明らかにした。同町長選への出馬表明は3人目で、これまでに町議会議員の岩川卓誉氏(36)と現職の荒木耕治氏(73)が立候補する意思を表明している。
6月24日付の南日本新聞によると、町内で記者会見を開いた小脇氏は、観光地の整備や関連産業の育成に重点を置いたうえで、「観光立島」を推進していく考えを示した。さらに、子育てや教育環境を充実させて、「次世代が明るい希望を持てる島にする」と述べた。
また、荒木町長や町幹部らによる出張旅費不正精算など、この4年間に町役場や町議会で起きた複数の問題を踏まえ、「第三者委員会を設置して原因究明をすべきだ。町民にしっかり向き合い、透明性のある町政運営をめざす」と述べたという。
小脇氏は屋久島町安房地区の出身で、明治大学を卒業後に旧屋久町の職員となり、企画課長などを務めた。退職後は屋久島観光協会長や種子屋久農業協同組合常務理事を歴任。2019年の町長選では、43票の僅差で荒木町長に敗れている。
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