【今週の記事】発覚から2年、先が見通せぬ出張旅費不正
鹿児島県屋久島町が国に補助金を申請する際にうその報告をした問題は、今週も取材を続けており、杜撰な予算執行の新たな実態が浮かびつつあります。
一方、12月から始まった出張旅費不正の監査に合わせて続けている【旅費不正の構図】では、架空の領収書やホテル代の二重取りなど、具体的なケースを紹介しています。これらの事例の多くは、これまでの「屋久島ポスト」の取材で明らかになったもので、これから始まる本格的な監査において、2人の監査委員が参考にすべき情報です。
荒木耕治町長に端を発した出張旅費不正問題では、これまでに少なくとも約230万円の被害が判明しています。これらの不正は、そのすべてが監査委員の目をすり抜けて、定期監査で「問題なし」とされたものです。また、さらなる不正の疑いがあることを住民から指摘されても、監査委員は住民監査請求を却下し、独自の判断で監査することもありませんでした。
屋久島町の監査委員制度はまともに機能しているのか。そんな疑問を持たざるを得ない状況のなかで今、一連の出張旅費不正の監査が進んでいます。
今週、私たちが配信した主な記事をまとめました。
●ホテルパックで宿泊費を二重取り【旅費不正の構図】(3) 屋久島町出張旅費不正問題(2021年12月20日)
鹿児島県屋久島町の幹部らによる一連の出張旅費不正問題の実態を解明する連載「旅費不正の構図」。3回目は、航空運賃とホテル代がセットになったホテルパックを利用した手法だ。宿泊費を別に請求することで、ホテル代を二重取りしていた。その事例を紹介する。
●「陸」での移動を伏せて「空」で精算【旅費不正の構図】(4) 屋久島町出張旅費不正問題(2021年12月22日)
鹿児島県屋久島町の幹部らによる一連の出張旅費不正問題をめぐり、今月から始まった監査に合わせて、その実態を解明する連載「旅費不正の構図」。4回目は、新幹線で出張したにもかかわらず、それより高額な航空運賃で精算した事例を紹介する。
●領収書なくても精算OK【旅費不正の構図】(5) 屋久島町出張旅費不正問題(2021年12月23日)
鹿児島県屋久島町の幹部らによる一連の出張旅費不正問題をめぐり、今月から始まった監査に合わせて、その実態を解明する連載「旅費不正の構図」。5回目は、航空運賃の領収書を添付しないまま、旅費精算をしたケースです。2回に分けて紹介します。
●独自に監査せず、町長から指示待ち【旅費不正の構図】(6) 屋久島町出張旅費不正問題(2021年12月24日)
鹿児島県屋久島町の幹部らによる一連の出張旅費不正問題をめぐり、今月から始まった監査に合わせて、その実態を解明する連載「旅費不正の構図」。6回目は、前回に引き続き、航空運賃の領収書を添付しないまま、旅費精算をしたケースを紹介します。