9業者中、8業者が工事未完成なのに「すべて完成」と報告 鹿児島県屋久島町・補助金不正請求事件
鹿児島県屋久島町が同町の水道整備工事で国に補助金を申請する際に、すべての工事が完成したと虚偽の報告をした補助金不正請求事件をめぐり、工事に関わった9業者のうち8業者の工事が未完成だったことがわかった。町は補助金申請の期限だった2021年3月に工事の完成検査をしており、大半の業者が工事を終えていないなかで、申請期限に間に合わせるために、虚偽の報告を国にした疑いが出てきた。
工事完成は1業者のみ
補助金不正請求事件を受けて、町が2022年3月1日に厚生労働省に提出した報告書によると、計9工区の工事をそれぞれ担当した9業者のうち、2021年3月31日の時点で、すべての工事を終えていたのは第3工区の1業者だけだった。残りの8工区を事業費ベースでみると、完成度が90%台だったのは4業者で、80%台は3業者だった。最も工事が遅れていたのは第5工区の1業者で、完成度はわずか14.64%に達したのみで、工事の約85%が未完成の状態だった。
町が国に提出した報告書によると、事業費ベースでみた各工区の完成度は以下のとおり(2021年3月31日時点)。
1工区:91.76%
2工区:99.60%
3工区:100%
4工区:83.75%
5工区:14.64%
6工区:89.07%
7工区:97.07%
8工区:86.18%
9工区:94.08%
補助金の受給要件は「2020年度内の工事完成」
この工事は2020年度に同町の口永良部島で実施され、国の補助金を受ける要件として、同年度内の2021年3月末までにすべての工事を終わらせることが定められていた。
そこで、町は同年3月中に各工区で工事の完成検査を実施し、全9工区について、すべての工事が終わったとする「検査調書」を作成。同月末には厚労省に事業実績報告書を提出して、同年4月までに総額1億1800万円の補助金を受け取った。
ところが同年11月、一部の工区で工事が未完成だったにもかかわらず、町がすべての工事が終わったとする虚偽の検査調書を提出して、補助金を不正請求していたことが屋久島ポストの取材で判明。その後、町は内部調査を進め、補助金の申請期限だった2021年3月31日時点で、実際にどれだけの工事が終わっていたのかを調べて、2022年3月1日に厚労省に報告書を提出していた。
屋久島町が2021年3月末に国へ提出した工事終了後の現場写真。しかし、実際にはすべての工事が終わっていなかった
町「当時の担当者が工事完成と判断」
屋久島ポストは取材で、工事を担当した町生活環境課に「大半の業者が工事を終えていないなかで、申請期限に間に合わせるために虚偽の報告をしたのではないか」と質問。それに対し、同課の有馬照幸・統括係長は「当時の担当者が(年度内に)すべての工事が終わると判断して報告した」とする一方、結果的にその判断が事実と違っていたことについては、「今後、弁護士も交えて精査する」と答えた。
当時の担当者、工事の未完成を「課長に伝えていた」
町が聴き取りをした「当時の担当者」は同課の元参事で、2021年3月末で定年退職している。この問題が発覚した同年11月、その元参事は屋久島ポストの取材に、一部の工事が未完成だったことを同課の矢野和好課長(当時)に伝えていたと説明。そのうえで、同年3月にあった工事の完成検査の際に、最も工事が遅れていた業者に対し、「もう待っても4月の半ばまでだよ、それまでに終わらしてね」と伝えていたと証言している。
屋久島町が2022年3月1日に国へ提出した報告書の一部。各工区の工事の完成度が事業費ベースで示されている
町の長がねぇ…ここが根源
離島だけど鹿児島県…日本国
いい加減ウンザリ😩
町の公務員や町議は全取っ替えして健全な町 普通の町にして欲しい