「うそ」放置の荒木町長、26日に説明へ 鹿児島県屋久島町・補助金書類うそ記載問題

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屋久島町、予定した町議会への説明を先延ばし

4カ月「うそ」放置の荒木町長、どう釈明?

 

この記事のポイント

・担当課長による議会への説明は延期

・全工区の事業実績報告の調査に時間がかかっている

・町議からは、うそ記載の検査調書に基づく説明を要望

全員協議会2
うその「工事完成日」を記載した問題について、担当課の説明が延期された屋久島議会の全員協議会(2021年11月19日、屋久島町小瀬田の町役場議会棟) 

 鹿児島県屋久島町が、同町の水道整備工事で国に補助金の申請をする際に、うその「工事完成日」を文書に記載して補助金11000万円を受け取った問題をめぐり、町議会は1119日に全員協議会を開いた。問題の工事を担当した同町生活環境課が、全町議に対して初めて説明する予定だったが、調査に時間がかかっているとして、説明を延期するよう求め、町議側も了承した。1126日の臨時議会も中止になったため、再度、同日に改めて全員協議会を開き、荒木町長が説明することになった。

 

「書類の確認や調査を実施」

 この日の会議では、生活環境課の矢野和好課長が16人の全町議を前に「この案件については、詳細な報告ができるように、改めて書類等の確認や調査を実施している。本日、その報告が間に合わず申し訳ありません」と謝った。続けて、改めて1126日に開催する全員協議会で詳細な説明をすると述べた。

 それに対し、議員からは「虚偽の報告が問題になっているので、(うそが記載された)検査調書に基づいて、詳細な説明をお願いしたい」と要望が出され、矢野課長はうなずき、応じる意思を示した。

 全員協議会は11月26日に再度開催されることになり、荒木町長が出席する。

 荒木町長が、問題の工事が実際には終わっていないとの報告を受けたあとも、厚生労働省と鹿児島県に報告していなかったことがわかっている。矢野課長は屋久島ポストの取材に、荒木町長に対して工事が終わっていないことを「今年の夏ごろ」に報告した、と答えている。

 町のトップが約4カ月間にわたって問題を放置し続けていたことになる。町議会が町トップのうその放置をどう判断するのか注目される。

 荒木町長取材2

屋久島町の荒木耕治町長

問題となった工区以外も調査

 全員協議会の終了後、矢野課長は屋久島ポストの取材に、「全工区について、事業実績報告の書類を見直してチェックしており、それに時間がかかっている」として、問題となった工区以外も調査していることを明らかにした。また、今年3月末に定年退職した担当の元参事も含め、工事に関わった関係者から事情を聴いていると話した。


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