荒木町長らの出張旅費不正問題 代表監査委員が「来年3月には監査を終える努力」 町議会本会議で明言

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監査委員も監査の対象だが… 朝倉代表監査委員「監査委員は不正しない」

 鹿児島県屋久島町の荒木耕治町長らによる出張旅費の不正受給問題をめぐり、町役場と町議会の出張に不正はなかったかを監査する作業について、来年20223月末までに終えることを、朝倉富美雄・代表監査委員が129日の町議会で明言した。この監査は地方自治法に基づき荒木町長が20214月に申し立てたが、それから約半年にわたって手付かずだったことが屋久島ポストの取材で明らかになっている。
代表監査委員
出張旅費不正の監査について答弁する朝倉富美雄・代表監査委員(2021年12月9日、屋久島町役場議会棟)


今年度中の監査終了「努力する」

 この日あった町議会の一般質問で、今年度中に監査が終了するのか否かを問われた朝倉委員は、「それに向けて努力したい」。さらに、残り約3カ月の短い期間で可能なのかと確認されると、「終わるように努力します」と述べた。

 荒木町長は、「もし終わらなかったから」との質問に対して、「終わることを期待したい」と答え、明言を避けた。

 また、監査委員自身が監査の対象になっている点について、朝倉委員は「監査委員なので不正はしない。そういう自負があります」と答弁した。
荒木町長答弁2

出張旅費不正の監査について答弁する荒木耕治町長(2021年12月9日、屋久島町役場議会棟)

監査手付かずで半年間

 一連の出張旅費不正をめぐっては、荒木町が20214月、退職者を含む一般職員と特別職、そして町議の20142019年度における航空機を利用した出張について、地方自治法に基づく監査を請求した。ところが、関係者によると、10月までにした作業は、出張記録をまとめたファイルの旅費精算書に付箋(ふせん)を貼ったぐらいだったという。

 半年間も手付かずになっていた理由について、代表監査委員の朝倉氏は屋久島ポストの取材に対しして、「定期監査もあり、手付かずになってしまった」と説明。さらに「住民監査請求などもなく、年に40日ほどの仕事だと言われて引き受けた。報酬も定額(57100)で決まっているので、自分の仕事を優先しなくてはならない」などと釈明した。

屋久島町では、「議員」枠の相良健一郎町議と「識見を有する者」枠の朝倉氏の2人が監査委員。相良氏は今年10月から、朝倉氏は2011年から務めている。


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