【一問一答】略式起訴された現職町議「略式起訴に同意していない」 屋久島町議アパート廃材・投棄焼却事件
岩山鶴美町議「刑事告発した住民の名前を教えてほしい」➡ 屋久島ポスト「それは無理です」
検察官に会ったことは認め、話したことは否定
【左上】廃棄物の焼却について、屋久島町役場で取材を受ける岩山鶴美町議=右(2022年1月25日)【左下】岩山町議が廃棄した廃棄物(2020年9月14日、屋久島町安房)=町民提供【右】岩山町議が焼却処分した廃棄物。畳などが燃え残ったまま放置されていた(2021年1月5日、屋久島町安房)=町民提供
 屋久島町議会の岩山鶴美町議(66)が自身で経営する賃貸アパートのリフォーム廃材を不法に焼却したとして、廃棄物処理法違反の罪で略式起訴された問題をめぐり、岩山町議は8月1日にあった全員協議会の閉会後に、初めてこの事件について屋久島ポストの取材に応じた。
岩山町議は、検察官に会ったが何も話はしていないとしたうえで、屋久島ポストが「略式起訴に自分で同意したことはないか」と尋ねると、「ないです」と明確に否定した。
その一方、岩山町議は自身を刑事告発した住民の名前を教えるように求めたが、屋久島ポストは「それは無理です」と断った。
岩山町議と屋久島ポストの一問一答は以下のとおり。
屋久島ポスト:検察官から(略式起訴について)聞かれていませんか、直接。
岩山町議:私には連絡も入っていません。
屋久島ポスト:直接、聞かれていませんか。
岩山町議:聞いていません。
屋久島ポスト:検察官とお話もしていないですか。
岩山町議:どうして(7月22日のメールで)私が聴いたことに答えないんですか。
屋久島ポスト:答えますよ。ただ、先にこちらの質問をさせてください。検察から直接、略式起訴について、説明はありませんでしたか。
岩山町議:ないです。
屋久島ポスト:直接、検察官と会ってもいませんか。
岩山町議:会いましたよ。屋久島ポストさんが告発されたんでしょ。
屋久島ポスト:私たちは(告発)していません。
岩山町議:ポストさんがなかに入って、住民の人が告発したんですね。
屋久島ポスト:私たちは、それは知りません。住民から聞いただけです。
岩山町議:あー、その告発した人から聞いているんですね。
屋久島ポスト:それは聞いています。
岩山町議:だから、その人に電話があったんですね。
屋久島ポスト:それは聞いています。
岩山町議:それは事実ですね。
屋久島ポスト:事実です。
岩山町議:それを確かめたかったんです。検察から電話があったんですね、その方に。
屋久島ポスト:もちろんです。そう取材していますから。
岩山町議:その人の名前は私には教えてもらえないんですか。
屋久島ポスト:それは無理です。岩山さんに聞きたいのは、直接、検察官とお話しになっていませんかということです。
岩山町議:まったく何もありません。
屋久島ポスト:まったくないですか。
岩山町議:はい、はい、すみません。
屋久島ポスト:わかりました。まったくないですね。
岩山町議:はい。
屋久島ポスト:略式起訴にご自分で同意されたこともないですね。
岩山町議:いや、ないですね。
屋久島ポスト:本当にないですか。
岩山町議:すみません。
屋久島ポスト:本当にないですか。
岩山町議:はい。すみません。連絡を待っています。
●【動画】で検証 岩山鶴美町議の議会発言 犯罪性を認識
「不法投棄は犯罪に当たる」「世界に通じるきれいな屋久島を」… その1年後に廃棄し焼却
2022年3月10日配信
【動画】2019年9月の屋久島町議会の一般質問で、ごみのポイ捨てや不法投棄に罰金を科す条例制定の提案をした岩山鶴美町議
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