「ごみポイ捨てに罰金」提案の現職町議、自ら廃棄物の焼却で有罪に 屋久島町議アパート廃材・投棄焼却事件
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屋久島ポスト – The Yakushima Post
岩山町議の事件「子どもを指導する先生が万引きや盗みで有罪になるのと同じ」
渡辺千護町議が賛成討論
屋久島町議会(石田尾茂樹議長)の岩山鶴美町議(66)が自身で経営する賃貸アパートのリフォーム廃材を不法に焼却したとして、廃棄物処理法違反の罪で罰金50万円の略式命令を受けた事件――。
その岩山町議に対する辞職勧告決議案が9月5日に可決されたのを受けて、屋久島ポストは、決議案への賛成討論の様子を記録した議会動画に字幕と関連写真などを付けてまとめた。
賛成討論をした渡辺千護町議は、今回の事件について、子どもたちに「人の物を盗んではいけない」と教えている学校の先生が万引きや盗みをしたのと「同じか、それ以上のこと」だとして、「先生がそんな犯罪をしたら、もう教壇に立って子どもたちに指導することは絶対にできない」と指摘。町議会議員は先生よりも社会的な責任が重く、町民の手本になる立場であり、このまま岩山町議が議員職を続けることで、「教育上、子どもたちに計り知れない悪影響を与えることになる」と述べた。
そして結びで、渡辺町議は「屋久島の将来を担う子どもたちに、これ以上の悪影響を与えないためにも、屋久島町の歴史のなかで、町議会議員として初めて有罪となった岩山議員は、速やかに辞職をすべきだ」と訴えた。
■【動画】辞職勧告決議案 提案理由
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