【取材後記】どっちが真実? 「気が動転した岩山町議」と「現場の証拠写真」 屋久島町議アパート廃材・投棄焼却事件
岩山町議は「木くずを燃やした」と言うけれど、検察は略式起訴で罰金50万円
辞職勧告決議案の採決、各町議の賛否に注目!
【中央】2019年9月の屋久島町議会の一般質問で、ごみのポイ捨てや不法投棄に罰金を科す条例制定の提案をした岩山鶴美町議【左】岩山町議が廃棄したリフォーム廃材(2020年9月14日、町民撮影)【右】リフォーム廃材を焼却した現場(2021年1月5日、同)
「私が法律違反に問われたのは、一般廃棄物の木くずを燃やしたことです」――。
屋久島町議会の岩山鶴美町議(66)が不法な投棄と焼却をした現場の写真を見て、その説明を信じる人は誰もいないだろう。現場を目撃した町民が撮影した証拠写真には、ドアや窓枠などの廃材が山のように積まれた様子や、畳や金属片などが燃え残った真っ黒な地面がしっかりと写っている。事件を担当した検察官も、これらの証拠写真を示されれば、「木くずを燃やした」とする岩山町議の主張を信じるはずはない。
【左】岩山鶴美町議が投棄した廃棄物(2020年9月14日、町民撮影)
【右】廃棄物が焼却された現場(2021年1月5日、同)
「木くず」で2年前の「注意」が有罪に
自身で経営する賃貸アパートのリフォーム廃材を不法に焼却したとして、廃棄物処理法違反の罪で罰金50万円の略式命令を受けた岩山町議は8月28日、有罪が確定後、初めて町議会全員協議会で事件について報告した。そのなかでは、2年前に検察の事情聴取を受けた際にも、今回と同じ「木くずを燃やした」と主張して、その時は「注意」で終わったとする説明があった。しかし、町民の刑事告発によって事件が再捜査され、今年7月に再聴取された際にも同じく「木くずを燃やした」と主張したところ、今回は打って変わって、検察官が略式起訴の処分を決めたという。
つまり、「木くずを燃やした」とする岩山町議の主張を、2年前は信じてもらえたが、今回は信じてもらえなかったということだろう。まったく同じ説明を聴いて、検察が判断を一転させたとなれば、そう考えるのが自然である。
罰金50万円の略式命令を受けた経緯などについて、屋久島町議会の全員協議会で説明する岩山鶴美町議(2023年8月28日、同町議会の議会中継モニターを撮影)
略式起訴に不満なら裁判で争えたのに・・・
その検察の判断に納得がいかなかったのか、岩山町議は「検察庁の処分が変わってしまったことにも驚きを感じる」とも言った。もし、略式起訴の処分に不満があれば、正式に起訴してもらい、法廷で「木くずを燃やした」と主張して、検察と有罪か無罪かを争うことができる。だが、岩山町議は刑事裁判になることを避けて、略式起訴されることに同意したうえで、罰金50万円の略式命令を受けた。
検察官の説明 「気が動転」して記憶がないのか?
ところが、この略式起訴の同意について、岩山町議は「私は、なぜ、またという気持ちだったので、気が動転しており、略式起訴の書類にサインをしたようだ」と説明した。この「サインをしたようだ」という言い方だと、略式起訴されるにあたり、検察官が詳細に説明したはずの理由について、「理解しないままサインした」または「その記憶がない」ということになる。
本来であれば、この日の全員協議会で、岩山町議は検察官からどのような説明を受けたのかを詳細に説明する必要があった。だが、「略式起訴の書類にサインをしたようだ」として、その説明を避けたうえで、一方的に自身の「木くずを燃やした」とする主張を続けた。
略式起訴の理由は闇のなか
弁護士の指南があったのだろうか。検察官の説明について、「理解できなかった」または「記憶がない」となれば、岩山町議は説明できないことになる。そして、略式起訴の場合は、起訴状がマスコミ各社に公開されることは極めて少ないので、その内容が広く報道される可能性は低い。そうなると、検察がどのような理由で略式起訴したのかは、永遠に闇のなかということになる。
岩山鶴美町議が廃棄物を焼却した現場(2021年1月5日、町民撮影)
世界自然遺産のイメージを汚す焼却現場の証拠写真
こうなってくると、すべての事情を公に話せるのは岩山町議だけだが、「気が動転」していたということで、町議本人からの説明は信憑性が極めて低い。
それに対して、町民が現場で撮影した証拠写真は、実に雄弁だ。2020年9月14日の写真には、立派なリフォーム廃材が山積みになる様子が記録されている。さらに、その同じ現場で撮られた2021年1月5日の写真には、畑の緑を真っ黒に焦がした焼却跡が広がり、世界自然遺産の清らかなイメージを汚す光景が写っている。
「気が動転した岩山町議」と「現場の証拠写真」。
9月5日の町議会に臨む町議たちは、「気が動転」した町議と証拠写真のどちらを信じて、岩山町議に対する辞職勧告決議案を審議するのか。どの町議が賛成し、どの町議が反対するのか、採決結果に注目したい。
岩山鶴美町議が廃棄物を焼却した現場には、燃え残った金属片や空き缶などが散乱していた(2021年1月5日、町民撮影)
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ここ最近の『岩山ネタ』には笑っちゃいます。
いずれにしても【サインしたのは岩山さん本人】ですからね。
何をいまさら寝言言ってるんだか…。
ぼったくりバーじゃあるまいし検察官の説明聞かずにサインなどする?
貴女にとってサインはそんなに軽薄なものなんですか?
刑事裁判回避でサインしたんじゃないんですか?
『罰金=自己過失認めたから納付した』んじゃないのですか?
もうこれ以上のウソは止めましょうよ、自分で自分を追い詰めるだけです。
次回出馬するか知りませんが『ウソついてること』は決して追い風になりません。
ウソはやっぱりウソなんです。
周囲にはもう知れてます。