衆院議員5人への高額贈答「当選祝いの可能性」 屋久島町長交際費・住民訴訟

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荒木町長、衆院選の直後に衆院議員5人に焼酎贈答 贈答先に参院議員は含まれず

町「離島振興を含む各種要望活動に協力をいただいている」
衆院議員だけ贈答①

【左】屋久島町の荒木耕治町長【上】荒木町長が贈答した自民党の国会議員5人。(左から)宮路拓馬、小里泰弘、武部新、谷川弥一、森山裕の各衆院議員(自民党ウェブサイトより)【下】国会議事堂(Wikimedia
Commons
より)


 屋久島町の荒木耕治町長が交際費で国会議員らに高額な贈答をしたのは違法な支出だとして、同町の住民が町を相手取り、荒木町長に贈答で使った約
200万円を賠償請求するよう求めた住民訴訟――。

 荒木町長が202110月にあった衆院選の直後に、自民党の衆院議員5人に焼酎を贈答していたことが、訴訟関係者への取材でわかった。贈答した理由について、被告の町は「日頃から離島振興を含む各種要望活動に協力をいただいている」などと説明しているが、参院議員には贈答しておらず、実質的には「当選祝い」だった可能性も出てきた。

当選したばかりの5人に焼酎30本を86160円で贈答

 町が開示した交際費の支出記録などによると、荒木町長は20211112日に自民党の森山裕(鹿児島4)、宮路拓馬(鹿児島1)、小里泰弘(鹿児島3)、武部新(北海道12)、谷川弥一(長崎3)の各衆院議員に対し、計30本の焼酎を贈り、町長交際費から86160円を支出。贈答を受けた5人の衆院議員は、同年1031日に投開票があった衆院選で当選したばかりだった。

町「離島振興法改正延長を見据えた要望活動の際に5名に面会」

 鹿児島地裁に提出した準備書面で町は、鹿児島県選出の森山、宮路、小里の各衆院議員は「日頃から離島振興を含む各種要望活動に協力をいただいている関係にある」と説明。また、北海道選出の武部衆院議員は自民党離島振興特別委員会の事務局長、長崎県選出の谷川衆院議員は同特別委員会の委員を務めており、「日頃から全国離島振興協議会の用務遂行の場で様々な尽力をいただいていた」としている。

 さらに、贈答した目的について、町は「(衆院選後の)離島振興法改正延長を見据えた要望活動の際に5名に面会し、要望の受付けや関係者の紹介など様々な支援をいただいたこと」などに対して、謝意を示すためだったと説明しているという。

住民、衆院選の直後に衆院議員だけに贈答は「不自然」

 この贈答について、贈り先に参院議員が含まれていないことを踏まえ、原告の住民は「衆院選の直後に衆院議員だけに贈答するのは不自然だ」と指摘。次回の口頭弁論に提出する準備書面に、「実質的な当選祝いだった可能性がある」と主張する方針だという。

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  1. 勝ちます。

    国会議員の先生は屋久島だけに掛かり切にりになっているんですか?
    「離島割引は後二年で終わります、森山先生と私でなければ延長は不可能です」と言ったとか、、、
    子供を騙すような幼稚な演説です。
    有人離島は全国に多数あります。離島振興法は国の施策です。森山国会議員といえども、一人でどうなるものではありません。
    これだけの贈り物は、町のアピールではなく、自身の売り込みのためです。その結果、自民党の推薦を、これだけの不祥事続きでも勝ち取ったのです。
    裁判所の心証は、完全に住民側の出張に寄り沿っています。
    私たちの税金を取り戻してもらいたいです。

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