【今週の記事】杜撰な予算執行、遅き旅費不正監査

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工事完成検査日も「うそ」で国に報告

旅費不正監査は半年も放置
今週の記事20211218

 鹿児島県の屋久島町議会12月定例会は、町が国にうその報告をして補助金を受け取った水道工事の予算を不認定にするなどして、1217日に閉会しました。会期中には、問題となった工区を含め、すべての工区で工事完成検査日が「うそ」だったことも判明。あらためて町の杜撰な予算執行の実態が浮き彫りになりました。

 さらに、定例会の一般質問では、一連の出張旅費不正問題の監査について質問があり、町監査委員が12月から本格的な監査を始めたこともわかりました。代表監査委員は来年3月までに監査を終える「努力」をすると答弁しましたが、対象となる6年間に航空機を利用して出張したのは120人ほどで、その調査には相当な時間がかかることが予想されます。

 荒木耕治町長に端を発した出張旅費不正問題は、この12月で発覚から丸2年となりましたが、いまだに監査を終えることができず、不正の全容は未解明のままです。そこで、「屋久島ポスト」では、これまでの取材記録をもとに連載「旅費不正の構図」を始めました。具体的な不正の事例を挙げながら、今後の監査の焦点をまとめていきます。

 今週、私たちが配信した主な記事をまとめました。

●検査日は全部「うそ」だった 荒木町長が決裁の印鑑 鹿児島県屋久島町・補助金申請うそ記載問題(20211213)


 鹿児島県屋久島町が同町の水道整備工事で国に補助金を申請する際に、うその「工事完成日」を報告して厚生労働省から補助金を受け取った問題で、問題となった工区を含めたすべての工区で、うその「工事完成検査日」を報告していたことが調査報道メディア「屋久島ポスト」の取材でわかった。工事完成の確認検査をしたことを証明するのが検査調書だ。その実施日が全部うそだった。その検査調書には荒木耕治町長のほか、日高豊副町長と総務課の鎌田勝嘉課長もはんこを押していた。町のトップ3が「うそ」にお墨付きを与えていた。

正規運賃の領収書で作り出した差額【旅費不正の構図】() 屋久島町出張旅費不正問題(20211216)


 鹿児島県屋久島町の荒木耕治町長に端を発した出張旅費不正問題は、この12月で発覚から丸2年を迎えたが、詳細な実態が不明なままだ。一連の旅費不正は町と町議会の幹部にも広がる刑事事件に発展しただけではなく、一般職員にまで及んでいた。町監査委員の本格的な監査もやっと動き出した。調査報道メディア「屋久島ポスト」が入手した出張記録などをもとに、町に潜む「旅費不正の構図」の実態を解明していく。

利用のない会社から架空領収書【旅費不正の構図】() 屋久島町出張旅費不正問題(20211217)


 鹿児島県屋久島町の幹部らによる一連の出張旅費不正問題の実態を解明する連載「旅費不正の構図」。2回目は、そもそも利用もしていない民間の旅行会社の領収書を使って、旅費の精算を行なっていた事例を紹介します。


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