来年度も町長の「財布」に交際費100万円 屋久島町長交際費問題
国会議員らへの贈答中止 支出激減でも例年予算を堅持
【上】町長交際費で贈答されている屋久島産の焼酎
【下左】国会議事堂(Wikimedia Commons より)【下中央】屋久島町の荒木耕治町長【下右】鹿児島県庁(Wikimedia Commons より)
屋久島町の荒木耕治町長が交際費で過去5年間に約370万円分の贈答品を国会議員らに贈っていた問題をめぐり、来年度もこれまでの交際費と同じ100万円の予算を計上することが町への取材でわかった。町議会で贈答の違法性を指摘された荒木町長は国会議員らへの贈答を中止した一方で、予算だけは見直すことなく、例年の金額を確保する方針だ。過去の贈答について、荒木町長は「妥当な支出」だと主張しており、一連の贈答が批判されるなかでも、自身の裁量で使える100万円を堅持することになる。
町長、支出激減でも予算減額の指示なし
町総務課によると、来年度の予算に計上を予定している町長交際費は、これまでの予算額と同じ100万円。過去5年間で自民党の森山裕衆院議員に贈った少なくとも50万円分の贈答に対し、町議会で違法性を指摘されたことなどを受け、今年度からは国会議員や鹿児島県知事らへの贈答を中止したが、荒木町長から予算減額の指示はなかったという。
国会議員側「町長個人からの贈答だと思っていた」
屋久島町が公表した交際費の支出記録によると、今年4月~10月に支出した交際費(慶弔費を除く)は約7万9000円で、最も多かった2019年同期間の約92万5000円と比べて、10分の1以下に激減した。町議会での批判に加え、国会議員側から「町長個人からの贈答だと思っていた」と言われたことなどを踏まえ、町が贈答内容や贈り先を見直した結果だ。だが、荒木町長は町議会での指摘に対し、過去の贈答については「妥当な支出」で、交際費の使い道や支出額は「町長の裁量的判断に任されている」と主張している。
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