わざと無効入札 川崎技研への聴き取りを検討 屋久島町新ごみ処理施設
真辺町議ら「なぜ辞退せず15億円超の無効入札?」 町に調査を要請
屋久島町が公開した新ごみ処理施設の完成イメージ図(町報やくしま 2023年2月号より)
屋久島町の新ごみ処理施設の建設業者を決める一般競争入札で、落札する意思がない川崎技研(本社・福岡市)が入札への参加を辞退せず、事前公表された予定価格を約15億円上回る無効な入札をした問題――。
この入札を調査している真辺真紀町議ら複数の議員が2月24日に町生活環境課を訪ね、川崎技研への聴き取り調査の実施を要請した。公共事業の談合などを調査する公正取引委員会が真辺町議に対し、「競争が働いたと言い切れない」との見解を示したためで、同課は荒木耕治町長ら町幹部の判断を踏まえて、今後の対応を検討するという。
川崎技研、意図的に競争を放棄
問題の入札は昨年11月、川崎技研とテスコ(本社・東京都)の2社が参加して実施された。
事前公表された予定価格(税抜き)は24億6100万円で、川崎技研はそれを約15億円も上回る39億5000万円で入札。予定価格を超えた入札は無効になることを知ったうえで、意図的に高額の入札をして、自ら競争することを放棄した。
一方で、テスコは24億4870万円を提示し、価格競争を一切することなく、「不戦勝」の形で建設業者に選ばれた。
公取委「競争が働いたと言い切れない」
この川崎技研の無効入札について、真辺町議は2月17日に公取委に詳細な経緯を説明。それに対し、官房総務課の担当者は「競争が働いたと言い切れない」と指摘したうえで、「町は入札業者に対して、なぜ予定価格を超える入札をしたのか、事情を聴く必要がある」との見解を示したという。
3月議会までに調査を要望
真辺町議らは町生活環境課に対し、3月7日に開会する町議会3月定例会までに、川崎技研が入札参加を辞退せず、無効な入札をした理由などについて聴き取ることを要望。もし調査が実施されない場合には、新ごみ処理施設の関連予算案に反対したうえで、町議側から川崎技研への聴き取りをするとしている。
新ごみ処理施設建設 関連記事
これ程
杜撰で出鱈目で問題意識の無い行政は許されません。
数少ない良識派の議員の調査結果を期待いたします。必ず結果を出して下さい。