全議事録と動画全編を公開 現職町議の「ごみポイ捨て罰金条例」提案 屋久島町議アパート廃材・投棄焼却事件
岩山町議、ごみを捨てるマナーの悪い町民に「罰金を科せ」➡ 自身は産廃の不法投棄・焼却で有罪になる前代未聞の事態
議会事務局、開示後に動画を削除
【動画全編】2019年9月の屋久島町議会の一般質問で、ごみのポイ捨てや不法投棄に罰金を科す条例制定の提案をした岩山鶴美町議
屋久島町議会の岩山鶴美町議(66)は7月21日、自身で経営する賃貸アパートのリフォーム廃材を不法に投棄、焼却したとして、廃棄物処理法違反の罪で略式起訴され、近く簡易裁判所から略式命令を受けて罰金を納めることになる。
世界自然遺産の屋久島で暮らす町民1万2000人の代表である町議会議員が、産業廃棄物の不法な投棄と焼却で有罪になる前代未聞の事態だが、この岩山町議には、さらに耳を疑う事実がある。不法投棄をする1年前の2019年9月13日にあった町議会一般質問で、ごみのポイ捨てにも罰金を科する条例の制定を荒木耕治町長に提案していたのだ。
「ごみのポイ捨て罰金条例」に関する一般質問は約20分間続き、岩山町議は「そもそも、不法投棄というのは犯罪に当たるんですね。法律で禁止されていて、決して許されない行為のはずなんです」と指摘。続けて、ごみやペットボトルを捨てる子どもや、タバコの灰や吸い殻を車から捨てる大人が多いなどと、屋久島町民を批判したうえで、ごみのポイ捨てにも罰金を科すことを強く求めた。
ごみを捨てるマナーの悪い町民に「罰金を科せ」と、声高らかに訴えておきながら、その岩山町議が廃棄物処理法違反で有罪になる。そんな冗談にもならないような事実に直面して、岩山町議を自分たちの代表に選んだ町民の多くは呆れているに違いない。
屋久島ポストは2022年3月、町の情報公開制度を利用して、岩山町議がごみのポイ捨て条例を提案する様子を記録した議会動画を入手。独自に編集をして、岩山町議の問題発言について検証する記事で紹介してきた。
今回、岩山町議が廃棄物処理法違反の罪で略式起訴されたことを受け、ごみのポイ捨て条例を提案した一般質問について、その全文の議事録を掲載するとともに、議会動画の全編を配信する。
なお、この議会動画のオリジナルファイルは、屋久島ポストに開示されたのちに削除されており、屋久島町議会には存在していない。
●屋久島町議会一般質問議事録(2019年9月13日)
○議長(岩川俊広君)
次に、3番、岩山鶴美君に発言を許します。
○3番(岩山鶴美君)
3番、岩山鶴美です。
皆様、お疲れさまです。ことしの夏もたくさん汗をかいて、私は暑い暑いとぶつぶつ言いながら、それでも当たり前に汗をかけることに感謝をする日々でした。また、多くの子供たちがそれぞれのことに頑張った夏、その中でも、町長の報告にもございましたし、南日本新聞、町報「やくしま」でも一面を飾りましたが、屋久島高校演劇部の皆さんが、全国大会で2位という快挙をなし遂げ、夢の国立劇場での上演は、私たち全町民が元気と感動をもらうことができた大変すばらしく、うれしい出来事でした。
町内での公演もありましたが、皆さん、ごらんになりましたか。生徒たちが演じたジョン・デンバーへの手紙は、実話に基づいた物語で、若者たちが屋久島の森林破壊をとめようと立ち上がる内容でした。
私は、私たち一人ひとりに屋久島の山への畏敬の念と島民が島を愛する思いの中で見守られてきた自然のすばらしさ、ありがたさを改めて考えるきっかけになったのではないかと思います。彼らは、そんな屋久島の歴史を見事に全国にアピールしてくれました。
今回は、そんなすばらしい私たちの島、屋久島を守り続けていくための質問です。
屋久島町のごみのポイ捨てや不法投棄の現状はどうなのかという中で、1番目に、ごみのポイ捨てや不法投棄による環境汚染や町の景観の破壊を抑止し、ごみゼロのまちづくりにするために、屋久島町独自の条例をつくるつもりはないですか、です。よろしくお願いをいたします。
○議長(岩川俊広君)
ただいまの質問に対し、答弁を求めます。
○町長(荒木耕治君)
岩山鶴美議員の質問にお答えをいたします。
独自の条例をということでありますが、本町におきましては、旧町時代に規定をしておりました空き缶等散乱防止条例を合併時に引き続き制定をしまして、ごみの不法投棄対策に取り組んでおります。
この条例において、町、事業者、町民それぞれの責務を規定し、それらが一体となって、不法投棄者等がなされないよう、また土地・建物の周囲を常に清潔に保つよう努めなければならないと規定をしております。
現在の不法投棄対策の取り組みとしましては、通報等により、不法投棄を発見した場合は、鹿児島県や屋久島警察署と連携しながら、現地を確認し、投棄者の特定に努めます。投棄者が判明したときには、警察が本人に接触し、5年以下の懲役、または1,000万円以下の罰金が科せられることを説明した上で、投棄物の撤去の指導をしており、これまでに、何らかの罰則が与えられた事例もあるとの報告を受けております。
しかしながら、投棄者が判明しない場合、その投棄物の処理は、最終的には、その土地の管理者の責務となっておりますので、土地の所有者は、草刈りやロープを張るなどして、空き地への不法投棄を誘発しないような環境づくりをすることも必要であります。
不法投棄をしない、また、させないよう、町民の皆様一人ひとりが自覚を持つよう、啓発をしてまいります。
また、本町では、県内でも早い段階で景観条例を制定し、世界自然遺産の島として、特色を生かした、美しい風格のある風景づくりを推進してまいりました。今後も、これらの条例を遵守することで、町の環境保全に取り組んでまいる所存であります。
現在、生活環境課において、各集落を回り、ごみに関する住民説明会を開催をしております。このことによりまして、住民の皆様のごみ分別に対する意識が向上し、ごみが適正に処理されることになれば、ごみのポイ捨てや不法投棄の抑制につながっていくと考えておりますので、今後も、住民への啓蒙活動の一環として、このような説明会を、必要に応じて開催をしてまいりたいというように考えております。
○3番(岩山鶴美君)
今、町長が言われたとおりに、平成19年に、空き缶等の散乱防止条例というのを制定して、ごみの不法投棄対策に取り組んでいるということに関しては、やはり、担当課をはじめ、環境美化推進員という皆さんがいらっしゃいますけれども、まずもって、この方たちには敬意を表したいと思います。大変難儀をされていると思います。
ある日、住民の方から、不法投棄が多いことを知っているかと言われて、なぜ人の土地に投げ込まれたごみを役場は処分してくれないのか。おかしいじゃないかって、何の仕事をしているんだって、すごいお叱りを受けました。私も勉強不足ということもあって、「わかりました。調べてきますね」と言って、担当課を初め警察、保健所の話を聞いて、現場にも行ってみたりしました。
2019年9月の屋久島町議会の一般質問で、「不法投棄というのは犯罪に当たる」と説明する岩山鶴美町議
先程、町長の答弁にもありましたけれども、そもそも、不法投棄というのは犯罪に当たるんですね。法律で禁止されていて、決して許されない行為のはずなんです。5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が課せられるんですけれども、警察署によると、警察というのは民事不介入ということもあり、動けないこともあるということで、それでも最近、数件、すごいたちの悪い不法投棄があって、どこの集落とは言いませんけれども、罰金を科せられて検挙したということでした。ああ、やっぱり多いんだなというか、それだけのことをする人いるんだなって、すごい残念でした。
警察も、広報誌などで、不法投棄を見つけたら連絡ください、通報してくださいというふうにお願いはしているんですけれども、減ることはない。横ばい状態ですねという、頭をひねっていましたね。
2019年9月の屋久島町議会の一般質問で、不法投棄は「5年以下の懲役」または「1000万円以下の罰金」になると説明する岩山鶴美町議
町長、突然ですが、シンガポールに行かれたこと、ありますか。実は、私もシンガポールないんですけれども、マレーシアの南に位置する島の都市国家なんですけども、皆さん、課長さんたち御存じのとおり、たばこのポイ捨てに関する規制が世界の中でも、すごいことさら、厳しいところで、観光スポットの美観を損ねないために、やっぱり市民が努力して、結局今、どうなっているかというと、チューインガムなんかも持ち込みもだめ、つばやたんを吐いても罰金が1,000ドル、日本円では10万円ぐらいですかね。
そういうふうな形で、国を挙げてというか、住んでいる人たちが努力をして、観光スポットや美観を保っているという、世界の例を挙げれば、そういうところもあるんです。
日本で言えば、大阪の和泉市の山合いに大きな看板を掲げてあるんですね。ネットでも見れるんですけども、すごい長い看板で、不法投棄者を見つけて速やかに通報し沖縄旅行に行こう。通報するには、車のナンバーあるいは携帯で写真をとろうという看板が、今でもあるんです。
それは、その看板をツイッターで注目を集めているんですけれども、住民がわくわくするということで。ということは、みんなが見ているということで、すごい抑止力になっている。実際、沖縄旅行に行った人いるのかというと、実は1人もいないんです。それでも、ごみが減ってきて不法投棄が、パソコンだとか仏壇とか、いろんな不法投棄がされていたのになくなったという事例もあるんですね。
じゃあ、その看板はやっぱり、だれかに見られているということだから抑止力になっているんです。威嚇効果にもなっているんですけども、何というのか、やっぱりアイデアかなといろいろ思ったんですが、いつ、何年前だったか、ちょっと記憶にないんですけども、もう亡くなられましたけれども、女優でもあり漫才師でもあった京唄子さんが屋久島に講演に来られたときに、私も役得で、安房から空港までの往復でお見送り、出迎えしたことがあるんです。
そのときに、京唄子さんが言った言葉が、物まねできませんけれども、「まあ、ごみひとつ落ちてへんなあ。きれいな道路やわ。さすが屋久島でんなあ。こんなところ、そうあらしまへんで」って、もうすごく感激して、ごますってんのかなと思ったんですけど、本当に行き帰り、ごみ1個も落ちてなかったんです、ほんとに。ああ、すごい感動してくれるのは、本当に感動しているのか、女優さんですから、どうなのかというのはすぐわかりましたから、ああ、感動してくれてありがたいなってそのとき思ったんですけど、それが今はどうなんですかね。
私はきょう来るときもですけども、ペットボトル、空き缶、紙くず、道路に落ちてました。数日前は、車を運転していたら、私の前の車が、ナンバー控えてますけど、たばこの灰を窓の外にぽいぽいってしましたね。あれ見たときは町長、もう何か、悲しさを通り抜けて、わナンバーじゃないですよ。地元の人の車ですよ。もうふざけないでよという。火のついたたばこもぽいってされた経験もあります。
私が何を言いたいかと言いますと、屋久島町もこの条例を設けているんですが、条例を見ましても、当たり前のことというか、みんな、こう守りましょう、こうしましょうということだけなんですね。でも、それじゃあ変わっていかない。ツツジの中には、ペットボトルだったり缶だったり、お菓子の紙だったり、もう本当にいっぱい突っ込まれていますよ。
だから、何て言うんだろう。このままで屋久島が本当にきれいになるのかなと。不法投棄は、その人がいわく、いっぱい捨てられているけれども、屋久島は草が伸びるから、もう見えなくなってるよ。あんまりあそこには行くな、蛇が出るからと言われて、私も行ったんですけれども、じゃあどうしようということなんですよね。町長、その現状はどういうふうに考えられますか。
○町長(荒木耕治君)
30年前は、まだすごく不法投棄とか、大型の冷蔵庫、テレビ、そういうものが、この島にも散乱をしておりました。それから、世界自然遺産に登録をされるとともに、そういう皆さんが意識というか、そういうものも、環境に対する意識も変わってきただろうというふうに私は思っております。
ですから今、議員が言われるように、ごみ1つ落ちてないですねというのは、私も何人かの観光客の方からよく言われて気分がいい思いをしています。それは、ただ県道沿いの見えるところだけかもしれません。ですが、今でも、見て、じゃあ空き缶とかそういうものを、道路沿いでも見て見過ごす人、それをとまって拾って帰ってする人、また、毎週とか月に何回とか、私の家の周りでも、若い青年を見ますけれども、そうやって、自分の周りを、空き缶とかごみを拾って歩いている若者も目にします。
ですから、私どもの島は、そういうことで、よく私言いますけども、島民の意識の改革も大事だと言っていることは、観光客がいらっしゃる島で、今、議員が言われるような、自分でできることは自分たちでもやっていこうという、そういう意識を持つことが非常に大事だろうということを今、一番思っています。
ですが、今、啓蒙啓発もやってきていますけれども、これも、合併をして12年前、それも旧町時代から引き継いできた条例でございます。ですからここで、いい機会と言ったらおかしいですけれども、もう一遍、そういう原点に返って啓蒙活動をやる、生活環境課に、もう少し徹底をしたこと、今、議員が言われるような、大きな看板を立てるのもいいかもしれませんけれども、何かそれにかわる、まだやれる方法というのがないのか、そういうことを少し、内部で検討をさせてみたいというふうに思います。
○3番(岩山鶴美君)
今、町長言われましたけれども、条例を掲げて、それでもきれいにならない。でも、屋久島はごみに厳しいんですよという、屋久島に来たら、ごみ1つ捨てられませんよというような、そういうやっぱり取り組み方をやらないと、徹底してですね、いけないんじゃないかな、やっていけないんじゃないかなという思いがあります。
2019年9月の屋久島町議会の一般質問で、ごみのポイ捨てや不法投棄に罰金を科す条例制定の提案をした岩山鶴美町議
じゃあ、先ほどの色んな例をとったときに、屋久島町も、屋久島町でごみポイ捨てをすると罰金が科されるんだよというような、例えばつくったとします。そうすると、子供たちにもそういうのが周知されて、あっ、やっちゃいけないということが、罰金を払わんといかんというような、何と言うのかな。やり方の心の持ちようなんですけれども、親が捨てなければ、多分、子供も捨ててないんじゃないかと思うんですが、中にはやっぱり、子供たちの中にも、ツツジの中に投げ込んだりする子供たちもいたりしますので、そういう、ちょっとアイデアを考えて、みんなで徹底して取り組もうという風潮をつくるべきかなと思います。そういう条例をつくりたいんですよね。
だから、ごみのポイ捨ては罰金ですよ。例えば、生活環境課の中に窓口を設けて、連絡一報くださいと。今の世の中、まともにその人に注意をすると、いろんなトラブルがあったり、殺人まで発展したりとか、いろんなことがありますが、今もう、携帯とかいろんな時代ですから、車のナンバーとか、こういう方がこういうことをしてましたよというのを、生活環境課の窓口の中に設けて、それで、そういう取り組みをすると、やっぱり違ってくるんじゃないかなと思いますので、たばこ1本でも許さない、ごみのポイ捨てを許さない、きれいな町をつくっていきましょうということで徹底していくやり方を考えてもらいたいと思います。世界に通じるきれいな屋久島を、大人も子供も目指していきましょうということで、どうですか町長。
2019年9月の屋久島町議会の一般質問で、ごみのポイ捨てや不法投棄に罰金を科す条例を制定して、「世界に通じるきれいな屋久島」にしようと訴える岩山鶴美町議
○町長(荒木耕治君)
愛煙家の私も気をつけろってしょっちゅう言われておりまして、それから、議員の言われるごみのポイ捨て条例をつくるということじゃなくて、今あるこの空き缶等散乱防止条例というこの中で、また、徹底してそういうことも、今、議員が言われることも徹底をして、この島はポイ捨てには厳しい島ですよという、そういうことは当然、やっていかなければいけないことだと思いますので、努力をして、みんなでそういうごみの不法投棄、ごみのない島にしていくようにしたいというふうに思います。
○3番(岩山鶴美君)
ぜひですね、その取り組みをみんなでやっていきましょうと言いたいです。
あと、担当課で今、各集落で、ごみの分別の説明会が行われているということでしたので、住民の方に理解していただいて、本当にこの分別がきちんとできるようになりたいものだと思います。大変でしょうけれども、よろしくお願いをいたします。
■岩山町議の不法投棄 関連記事一覧
荒木町長のシルバー割引事件の時、岩山議員は、「証言をした町民は、自ら名乗り出てこられるのですか」と、その透き通った美しい声が議場に軽やかに流れました。
今回、録画でも、我々愚かな住民のマナーについて、その美しい声で、正しいマナーについて、議場でご教示をいただきました。
これらは、全て【屋久島町民限定】なのですね。【町議】は、特別職であり、町民には属さないという解釈でよろしいでしょうか。だから、屋久島ポストに名乗り出ず、町民限定のマナーも遵守されなかったのですね。
では、ぜひ、議員辞職をされて、町民になって「自ら名乗り出て」、岩山議員のご教示された「マナー」を遵守してください。
この人は所詮、この程度の人です。
言動不一致でも町議続ける神経が分かりません。
自分のことは棚上げて、典型ですね。