【速報】地裁、私費での贈答「品物と金額」の説明を求める 屋久島町長交際費・住民訴訟

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荒木町長、森山議員へ「何を贈ったかはあまり覚えていない」 裁判官、最近の贈答について町長への聴き取りを要請

鹿児島地裁 第5回口頭弁論
最近の個人贈答

【左上】屋久島町の荒木耕治町長【中央上】国会議事堂(Wikimedia Commons より)【右上】森山裕衆院議員(Wikimedia Commons より)【下】荒木町長が贈答した焼酎「三岳原酒」


 屋久島町の荒木耕治町長が交際費で国会議員らに高額な贈答をしたのは違法な支出だとして、同町の住民が町を相手取り、荒木町長に贈答で使った約200万円を賠償請求するよう求めた住民訴訟――。

 鹿児島地裁が1031日にあった第5回口頭弁論で、荒木町長が自民党の森山裕衆院議員(鹿児島4)に私費で贈った個人的な贈答品について、品物や金額を町長から聴き取って報告することを被告の町に求めたことが、訴訟関係者への取材でわかった。

 これまでの町の聴き取りに荒木町長は、「町長になってからも家の住所から個人名で送ってはいたが、いつ何を贈ったかはあまり覚えていない」などと説明。それに対し、裁判官は最近の贈答について「はっきり覚えていなくてもいいので、品物と金額を聴いてほしい」と町に求めたという。

1100万円以上の寄付の記録も提出を求める

 また、荒木町長が高額寄付の返礼として続けていた知人社長への贈答をめぐり、裁判官は町が20192021年度に受けた寄付金のうち、1100万円以上の記録がわかる資料の提出を求めた。

 次回の口頭弁論は1226日に開かれ、この日で結審する予定だという。

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