【取材後記】町長、もう嘘はやめましょう/編集委員会
あからさまな「二枚舌」で実感する町長の虚言癖
いきなりですが、率直に言います。
町長、もう嘘はやめましょう。
こんな嘘が度重なると、この町で屋久島の住民は安心して暮らせません。
先日、屋久島ポストは荒木耕治町長に文書を送り、事実とは違う町長の議会答弁に対して抗議しました。8月の取材で、多数の贈答品を森山裕衆院議員に贈っていたことを認めたのに、9月議会になったら一転して否定。私たちの報道を「想像でしかない」と一蹴したからです。
これほどあからさまな「二枚舌」には驚くばかりで、あらためて荒木町長の虚言癖を強く実感しました。
政治家の取材で嘘はないはずだが・・・・・・
8月の取材では、荒木町長の了解を取ったうえで、すべての発言をICレコーダーで録音しました。ただし、この録音は記事を正確に執筆するための記録であり、通常は音声そのものを公開することはしません。
ところが今回、このような形で記事を完全否定されてしまうと、仕方がありません。本来はしないはずの録音記録の公開で、私たちの取材の正当性を証明せざるを得なくなりました。
つまり、嘘はないはずの政治家の取材において、その前提が崩されてしまったということです。
出張旅費不正でも数々の虚偽発言
荒木町長といえば2019年末、航空運賃のシルバー割引を悪用した出張旅費の着服問題でも虚偽答弁をしていました。実際には約200万円も着服していたのに、町議会の一般質問に対して、シルバー割引は「使ったことがない」と完全否定。ところが報道で追及されると、一転して認めたうえで、虚偽答弁についても謝罪に追い込まれました。
その後、町長の周りでも嘘が続きました。出張旅費の不正精算で使った虚偽領収書について、岩川浩一副町長(当時)は「見積もり段階で受け取った」、岩川俊広町議は「予約した時にもらった」と釈明。しかし、見積もりや予約で発行される領収書が存在するはずはなく、嘘であることは明らかでした。
虚偽報告が住民訴訟にまで発展
そして、いま住民訴訟にまでなっているのが、町の水道工事で虚偽報告をして、国から不正に補助金を受け取った問題です。被告である町は、虚偽報告をした担当職員が報告書の決裁を受けることなく「独断で提出した」と説明し、荒木町長ら幹部に責任はないと主張しています。しかし、国への報告が嘘だったのですから、地方自治体である町として、その責任が荒木町長にあるのは当然です。
町政をめぐる虚偽発言は、ほかにも多々ありますが、このままでは屋久島は「嘘つきの島」になってしまいます。
それを踏まえ、あらためて言います。
町長、もう嘘はやめましょう。
【動画】屋久島町議会の一般質問で、屋久島ポストの報道を否定する荒木耕治町長(2022年9月13日)=前半(屋久島町議会YouTubeチャンネルより)。事前取材で森山衆院議員への贈答を認める荒木耕治町長=後半
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「嘘付きは泥棒の始まり」と言う言葉が有りますが、真実ですなあー
シルバー割引の不正もその一つでしょう。
町長、もう繰り返さ無いで下さい。
町民は見てますよー