死亡事故後に勤務した長峰牧場職員「週40時間以内で十分に業務を遂行できない」と証言 屋久島町営牧場 過重労働死訴訟
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屋久島ポスト – The Yakushima Post
町「正確な死因は不明」➡ 遺族、地方公務員災害補償基金の専門医師「心筋梗塞で死亡」と判断
【上左】屋久島町営長峰牧場の衛星写真(Google Earth より)【上右】鹿児島地裁(裁判所ウェブサイトより)【下】屋久島町役場
2019年8月に屋久島町営の長峰牧場で町職員だった田代健さん(当時49)が公務中に死亡し、過重労働で心筋梗塞を発症したことによる公務災害と認定されたことを受けて、田代さんの遺族が屋久島町(荒木耕治町長)を相手取り、慰謝料など約7000万円の損害賠償を求めた民事訴訟――。
この訴訟の第5回口頭弁論が10月8日にあり、町が田代さんの死因を「不明」と主張していることに対し、遺族側は「心筋梗塞」を発症して死亡したと反論した。
これまで町は、田代さんの「正確な死因については不明」だとして、業務と死亡結果との「関連性も不明であると言わざるを得ない」と主張していた。
それに対し遺族側は、公務災害を認定した地方公務員災害補償基金の専門医師が「提出された医学的資料等を踏まえると、本人は被災当日に心筋梗塞を発症し、死亡に至った可能性が高い」と指摘していると主張。それを踏まえ、「心筋梗塞の発症は基金本部の専門医による医学的推定に基づくものであり、そのような医学的推定を否定する特段の事情は認められない」と反論した。
地方公務員災害補償基金「公務が有力な原因となって心筋梗塞を発症し死亡」
2023年2月、田代さんの公務災害を認定した地方公務員災害補償基金の鹿児島県支部(支部長:塩田康一・鹿児島県知事)は、「本人の業務による肉体的負荷は強度なものであった」としたうえで、「公務が有力な原因となって心筋梗塞を発症し、死亡に至ったと判断することが妥当である」と判断している。
地方公務員災害補償基金鹿児島県支部が、田代さんの死亡原因を「公務が有力な原因となって心筋梗塞を発症し、死亡に至ったと判断することが妥当である」と言っているのに対し、田代さんの「正確な死因については不明」だとして、業務と死亡結果との「関連性も不明であると言わざるを得ない」と主張する屋久島町側の言い分。
公務災害認定理由書も受け取っていないのに、よくこんなことが言えたものです。
一体全体、この町の町長は、いつから血も涙もない人間になってしまったのでしょうか……。