国会議員らへの贈答350万円「全額の返還を」 住民監査請求 屋久島町長交際費問題
贈答理由が不明、「地方自治法などに違反する支出」と主張
荒木町長、多額の交付金を受けて「町に大きなメリットがあった」
【上】屋久島町の荒木耕治町長(左)と町長交際費に対する住民監査請求書
【下】荒木耕治町長が国会議員らに贈答した左から焼酎の「三岳」「三岳原酒」「無何有」「愛子」「水ノ森」
屋久島町の荒木耕治町長が自身の裁量で支出できる交際費を使い、過去5年間に多額の贈答品を国会議員らに贈っていた問題をめぐり、同町の住民が9月21日、住民監査請求書を町監査委員事務局に提出した。多額の贈答について、荒木町長が9月議会の一般質問で「妥当だと思う」と答弁したことを踏まえ、贈答に支出した約350万円の返還を荒木町長に要求。贈答の詳細な理由や目的を町は明らかにしていないとして、一連の贈答が、一般経費の支出を「債権者のため」と定めた地方自治法などに違反すると主張している。
荒木町長に350万円の返還を要求
監査請求書によると、2017年度~2021年度の5年間に支出された交際費のうち、贈答に使われた計120件、348万3241円分の全額について、町に返還することを荒木町長に要求。計120件のうち、118件、344万1935円の支出については、町が開示した支出記録に贈答の詳細な理由や目的が記載されておらず、一般経費の支出について、「債権者のためでなければ、これをすることができない」と定めた地方自治法(232条の5)に違反するとしている。
また、残り2件は祝金として支出された計4万1306円で、「屋久島町長の交際費の支出基準及び情報の公表に関する要綱」において、「祝金」の金額として定められた「10,000 円以内」を超えており、同要綱に違反するとしている。
屋久島町の荒木耕治町長に対して、交際費から贈答に支出した約350万円の返還を求める住民監査請求書
森山裕衆院議員には高級焼酎など約50万円分を贈答
荒木町長が交際費を使い、国会議員や鹿児島県知事らに多額の贈答品を贈り続けていた問題は、屋久島ポストが8月29日に報じて明らかになった。
過去5年間に贈答で支出された総額は約370万円で、そのうち国会議員には約112万円分を贈答。自民党の森山裕衆院議員(鹿児島4区)への贈答が特に多く、高級焼酎140本やイセエビ、アサヒガニ、水イカなど、少なくとも約50万円分を贈っていた。
荒木耕治町長が国会議員らへ贈った焼酎やイセエビ、アサヒガニなどの贈答品
森山事務所「個人からの贈り物との認識だった」
贈答について、森山事務所は取材に「贈答品は個人からの贈り物との認識だった」と説明。さらに「ご当地の名産品を県外の方にPRする趣旨で、ご当地の酒などを送っていただいたことがある。趣旨に従い、県外の方に地元屋久島の名産品を紹介し、地元産品のPRに努めている」としている。
荒木町長「国会議員から『おいしい焼酎があるよね』と必ず言われる」
一方、荒木町長は8月2日の取材で、森山事務所に多額の贈答をしたことを認めたうえで、「焼酎を贈るのはなぜかというと、私が(陳情や相談に)行くと、国会議員は(焼酎の)三岳を知っている。『おいしい焼酎があるよね』と必ず言われる」と説明。陳情や相談をした複数の国会議員に対して、「私も贈らなくてはいけないという気持ちになる」としていた。
町長、森山事務所への贈答は「想像でしかない」と報道を否定
ところが、荒木町長は9月13日の町議会で、森山事務所への贈答について報じた記事について、「屋久島ポストの想像でしかない」と、一転して否定。その一方で、国会議員らへの贈答によって、有人国境離島法の交付金を受けたり、過疎法の地方債を起債できるようになったりするなど、「町に大きなメリットがあった」として、多額の贈答は「妥当だと思っている」と答弁した。
【動画】屋久島町議会の一般質問で、屋久島ポストの報道を否定する荒木耕治町長(2022年9月13日)=前半(屋久島町議会YouTubeチャンネルより)。事前取材で森山衆院議員への贈答を認める荒木耕治町長=後半
60日以内に監査、その後に住民訴訟の提起が可能
住民監査請求は、請求があった日から60日以内に監査を行うことが地方自治法で定められている。また、監査結果に不服がある場合は、請求者は住民訴訟を提起できるとされている。
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動物でも教えれば学習して、してはいけない事は二度としないと言います。
この町長は学習しませんね。
前言を覆すのはいつもの事ですが、その為にまた今回も窮地に追い込まれるんでしょう。
懲りませんねー
お陰で、屋久島のあらゆる名声は地に落ちています。
猛省を促したいものです。
本人の口から発せられた言葉に矛盾があっても、そのことに気づいていないかのように堂々とした言動をされると、周りの者は非常に混乱してしまう。
普通の人の思考回路では理解できない部分をもっていると、一見非常に魅力的ではあるが、周りの人々にとっては迷惑この上もない。
荒木氏のあたまのなかでは、フィクションとノンフィクションがきちんと分けられていなく虚構が渦巻いているような印象をうける。
この人がこの町の長として君臨している間は、まだまだ混乱は続いていく。
自身には辞めるという発想はないだろうから次で。