高額贈答 1年経過で住民監査請求の大半を却下 屋久島町長交際費問題

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住民、高額贈答「報道で初めて知った」 監査委員「秘密裡に行われていない」

森山衆院議員への贈答50万円など問題視 住民訴訟へ
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【上左】屋久島町の荒木耕治町長【上右】国会議事堂(Wikimedia Commons より)
【下】交際問題について議会答弁をする朝倉富美雄代表監査委員(左)と相良健一郎監査委員

 屋久島町の荒木耕治町長が自身の裁量で支出できる交際費を使い、過去5年間に多額の贈答品を国会議員らに贈っていた問題をめぐり、同町の住民が出した住民監査請求の大半が却下されたのは、一連の贈答から1年以上が経過していることが理由だったことがわかった。地方自治法は住民監査請求について「一年を経過したときは、これをすることができない」と規定。住民側は高額な贈答について今年8月の報道で初めて知ったと主張したが、町監査委員は当該行為が秘密裡に行われたものではなく、町議会の議決も経ているなどと反論して却下した。

 住民監査請求は9月21日に出され、2017年度~2021年度の5年間に支出された交際費のうち、贈答に使われた計120件、約350円分の全額について、町に返還することを荒木町長に求めていた。

120件中108件 1年経過で門前払い

 その請求を踏まえ、町監査委員が1031日付で公表した住民監査請求に対する決定書によると、計120件の贈答のうち108件について、問題とされる贈答への支出から1年以上を経過しているとして却下。その理由として、地方自治法が住民監査請求について「当該行為のあつた日又は終わつた日から一年を経過したときは、これをすることができない」(242条の2)と規定していることを挙げた。

 一方、同法は「ただし、正当な理由があるときは、この限りでない」(242条の2)と定めており、住民側は高額贈答の問題を初めて知ったのは「令和4831日に屋久島ポストが報道したからだ」と主張。それに対し、町監査委員は「当該行為が秘密裡に行われ、1年を経過した後に初めて明るみに出たというものでもなく、町議会による議決を経た通常の予算の執行として公然となされている」などと反論し、108件については監査することなく門前払いされた。

残り12件「一般的な友好、信頼関係の維持増進事態が目的」

 また、残りの12件の贈答について、町監査委員は「一般的な友好、信頼関係の維持増進自体が目的であると判断する」と主張。9月議会の一般質問で、荒木町長が「これをしてくださいと言って、私は、贈ったことはないです」と答弁したことに加え、日高豊副町長が「屋久島町として贈答品を贈るにあたって、何か見返りを求めるために贈答しているとは思っていない」と発言したことなどを踏まえて、監査請求を棄却した。

交際費使用伺い
屋久島町の荒木耕治町長が1件の贈答で焼酎60本を贈答して、10万8630円を支出した際に作成した交際費使用伺いの文書

森山衆院議員に焼酎140本 住民「認めるわけにはいかない」

 監査請求が退けられたことを受けて、住民側は「森山裕衆院議員に少なくとも焼酎140本など50万円分が贈答されたとの報道もあり、このまま一連の高額贈答を認めるわけにはいない」と批判し、住民訴訟を提起する方針を示している。

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  1. 絶対

    こいつらグルだな。

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