垂水市長、盗撮事件の調査検証を求める被害者側に謝罪せず「しばらくお時間を」と回答/鹿児島ポスト
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屋久島ポスト – The Yakushima Post
市教委、文科省の通知 児童盗撮事件があった公共施設を所管する保健課などと情報共有

【左】垂水市のウェブサイトに掲載された市のマークなど
鹿児島県垂水市の公共施設で児童10人が盗撮の被害に遭い、市が業務を委託する公益社団法人の元職員が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)などで有罪となった盗撮事件――。
その後の取材で、教員による盗撮などの性暴力事件が相次いでいることを受けて、垂水市教育委員会が市内の各小中学校に「児童生徒性暴力等の防止等に関する教師の服務規律の確保の徹底について」と題する通知を出していたことがわかった。文部科学省からの通知を受けたもので、7月2日に各学校に送るとともに、盗撮事件があった公共施設を所管する市保健課などとも情報共有し、再発防止に努めているという。
個人端末での児童生徒の撮影禁止
同市教委によると、主な内容は次のとおり。
・盗撮防止のために学校施設の定期的な点検。
・教師個人の私的な端末での児童生徒の撮影を禁止。
・児童生徒の画像を管理職の許可なく学校外に持ち出すことがないよう徹底。

垂水市役所=鹿児島県ウェブサイトより
保健課、通知を受けた垂水市の対応を回答せず
この文科省の通知をめぐっては、鹿児島ポストが7月8日に市保健課にメールを送り、通知を受けた垂水市の対応を尋ねている。だが、同課は7月14日に次の文面を返信し、具体的な回答をしなかった。
<本件に関しましては、関係者の権利擁護の観点から情報の拡散は謙抑的にならざるを得ないことは既にお伝えしているとおりです。したがいまして、令和7年7月8日付けのメールで頂きました質問に対しては、回答を差し控えさせていただきます。>