虚偽の領収書、誰が?なぜ?どうやって? 町監査で調査せず 屋久島町出張旅費不正問題
うやむやで幕引きへ 代表監査委員は「会社内部の問題で、監査対象ではない」
岩川浩一副町長(当時)や岩川俊広議長(同)らが町に提出した虚偽の領収書
鹿児島県屋久島町の幹部らによる出張旅費不正精算に関する町の監査をめぐり、最も問題となっている虚偽の領収書について、町監査委員が「監査の範疇ではない」として、発行された経緯などを調査していなかったことが屋久島ポストの取材でわかった。監査の対象としたのは、領収書に記載された航空券代と実際の航空運賃に差額があるか否かだけで、虚偽領収書については関係者に事情も聴いていなかった。一連の旅費不正問題をめぐっては、少なくとも14件の出張で、同じ旅行会社が虚偽領収書を発行していたことが判明。今回の監査は、問題の核心となる虚偽領収書に触れない調査だったことになる。
町議ら「記憶にない」、発行経緯は解明されず
町監査委員が2022年3月末に町に提出した監査報告書などによると、新たに日高好作町議や桑原幸夫会計課長(当時)、町職員2人による複数の不正精算が判明し、そのすべてで実際の航空運賃より高額の金額が記載されるなどした、虚偽の領収書が提出されていた。だが、監査の事情聴取に対し、日高町議らは「記憶がない」などと説明するに留まり、虚偽領収書が発行された経緯は解明されなかった。
その監査報告を受け、屋久島ポストは代表監査委員の朝倉富美雄氏と町議会から監査委員に選出されている相良健一郎町議を取材(*1)。監査委員2人は虚偽領収書の発行経緯について、監査の対象ではなかったことを明らかにした。
出張旅費不正問題の監査について説明する朝倉富美雄・代表監査委員(2022年3月10日、屋久島町議会、議会中継のモニター画面を撮影)
代表監査委員「事情を聴く必要もない」
今回の監査で、領収書に記載された航空券代の確認を依頼した旅行会社について、相良町議は「旅行会社を信用することを基準にしている」と説明。それに対し、屋久島ポストが「領収書を発行した担当者に事情を聴かなくていいのか」と尋ねると、朝倉代表監査委員は虚偽領収書については会社内部の問題だとして、「監査の範疇ではなく、事情を聴く必要もない」との見解を示した。
その発言を受け、屋久島ポストは「領収書を受け取った側と、発行した旅行会社側の両方に事情を聴かないのは、適切な監査とはいえなのではないか」と疑問を呈した。しかし、朝倉代表監査委員は「領収書を発行した旅行会社内のトラブルであり、(領収書を受け取った)本人が照会をかけて(調査を)やるべき問題だ」として、あらためて監査の対象ではないと主張した。
14件で同じ旅行会社が虚偽領収書を発行
町幹部らによる旅費不正をめぐっては、これまでに虚偽領収書を使った不正精算が少なくとも15件に上り、そのうちの14件で、同じ旅行会社が領収書を発行していたことが判明。岩川浩一副町長(当時)や岩川俊広議長(同)ら10人が、実際の支払い内容とは違う領収書を受け取り、不正な精算をしていた。
*1) 取材は2022年5月24日
伝えてくださりありがとうございます。
追求しなければずっと隠されてきたことですね。
今までの流れを見ても、凄まじい程の醜さですね。
乞○がウジャウジャ公金に、たかり合って、また周りもそのおこぼれに預かろうと、利権を必死で手放さない。
みな同じ穴のムジナで守り合ってうるようにしか見えない。
この町の未来を、満足を知らない飢えたムジナに任せたわけではないのに、いつの間にか、人間がいないみたいに見える。