荒木町長、交際費を節約? 10分の1以下に激減 屋久島町長交際費問題

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20194月~10
贈答92万5000円
今年は7万9000円 91%減

国会議員らへの贈答中止でも、過去の贈答は「妥当な支出」

交際費激減

【左】屋久島町の荒木耕治町長
【右上】国会議事堂と自民党の森山裕衆院議員(Wikimedia Commons より)
【右下】鹿児島県庁と塩田康一知事(
Wikimedia Commons より)


 屋久島町の荒木耕治町長が自身の裁量で支出できる交際費を使い、過去5年間に約370万円分の贈答品を国会議員らに贈っていた問題をめぐり、今年度に支出した交際費(慶弔費を除く)が例年に比べて大幅に減っていることがわかった。

 今年4月~10月は約7万9000円で、最も多かった2019年の同期間に支出した約925000円に比べて、10分の1以下に激減。町議会で贈答の違法性などを指摘され、国会議員や鹿児島県知事らへの贈答を中止するなどした結果だ。だが荒木町長は、過去の贈答については「妥当」で、交際費の支出は「町長の裁量的判断に任されている」と主張している。

焼酎の贈答 214529000円 ➡ 345000

 屋久島町がウェブサイトや情報公開制度で公表した交際費の支出記録によると、今年4月~10月に荒木町長が支出した交際費は、慶弔費を除いて7万9010円。過去5年間で最も多かった2019年の同期間に支出した925138円と比べると、91%減で84万6128円の減額となった。

 支出の内訳をみると、焼酎の贈答が大幅に減った。20194月~10月は214本を贈り、528776円を支出だったが、今年は3(本数は未公表)の贈答で45460円を支出し、91%減で483316円の減額だった。

令和元年請求書
【2回の請求で焼酎110本分 24万円】
2019年5月と6月に屋久島町に出された請求書。2回の請求で焼酎110本分、約24万円が請求された

高額贈答、今年4月から取材  8月に初報

 荒木町長の交際費をめぐる問題は、屋久島ポストが今年4月から取材を始め、8月末に配信した初報記事「荒木町長、国会議員らに5年で計370万円の贈答品」で明らかになった。その後、自民党の森山裕衆院議員(鹿児島4)に対して、高級焼酎140本やイセエビ、アサヒガニといった魚介類など、少なくとも50万円分が贈られていたことも判明。荒木町長は取材に「今後は金額や頻度を改めていきたい」と話し、不適切な贈答だったことを認めていた。

 だが、9月議会一般質問で町議から、一連の贈答が各種法令に違反する支出ではないかと指摘されると、荒木町長は対応を一転させた。

 荒木町長は、贈答で築いた国会議員との交友関係で、有人国境離島法や過疎法の恩恵を受けられるようになるなど「町に大きなメリットがあった」と答弁。森山衆院議員への50万円分の贈答も含めて「妥当な支出」だとしたうえで、交際費の支出は「町長の裁量的判断に任されている」と主張した。

【動画】屋久島町議会の一般質問で、屋久島ポストの報道を否定する荒木耕治町長(2022年9月13日)=前半(屋久島町議会YouTubeチャンネルより)。事前取材で森山衆院議員への贈答を認める荒木耕治町長=後半

今年度から国会議員らへの贈答は中止に

 一方で今年8月以降、町は贈答先から国会議員や鹿児島県知事らを除外している。その理由として、町務課は取材に「町長個人からの贈答だと思っていたと(国会議員の事務所から)言われたことも踏まえ、これまでの贈答先を見直した」と説明。鹿児島県知事については、補助金の受給などで県と町は「利害関係」にあることから、今後の贈答は中止するとしている。

■町長交際費問題 記事アーカイブ

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  1. 常識問題

    贈り物が町政に役だって居ると議会で公然と発言しているのですから、賄賂の認識があっての事と考えるのが常識的な判断です。
    貰った方は巻き込まれたら大変ですから、受け取りを拒否するのもこれまた常識的な事です。
    贈り物を見直して、交際費が減額に為ったのではなく、受け取って貰えないから送れ無いように為ったと考えるのが常識的ですなあー

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