【一問一答】岩山鶴美町議、産廃焼却の経緯などを説明 鹿児島・屋久島町議アパート廃材焼却問題
「私が疲れてしまい、燃やしてしまった」
罰金命令の町民には「悪意があったのだと思う」
鹿児島県屋久島町の岩山鶴美町議(64)が自身で経営し、所有するアパートのリフォーム工事に伴う廃材を廃棄して焼却した問題を受けて、調査報道メディア「屋久島ポスト」では関係者の取材を続けています。その中から、1月27日の取材で岩山町議とやり取りした主な内容を【一問一答】の形式でまとめました。
検察から電話で「注意を受けた」
記者:町議会で「注意を受けた」と言っていたが、どこから「注意」されたのか。
岩山町議:警察からも、検察からも注意をされた。
記者:「注意」を受けたということは、取り調べで焼却処分したことを認めたのか。
岩山町議:はい。(検察からは)「不起訴」とか、そういう言葉はなく、電話で「今回は注意ということだけになりました。以後、気を付けてください」と言われた。書類は一つも来ていない。
記者:町議会の議会運営委員会で「許可を取っていた」と説明しているが、どんな許可だったのか。
岩山町議:畑に木材を運ぶことに許可を受けた。木片をお風呂の焚き物にしたいという人がいるので、木の部分を仮置きしていいという許可だ。
町から取った「許可」、「警察が確認して認めた」
記者:誰から、どのように「許可」をもらったのか。
岩山町議:町の生活環境課の課長からだ。許可証はなく、口頭で許可を受けた。(*1)
記者:行政が法律に基づいて出した「許可」なのか。
岩山町議:それはわからない。
記者:その「許可」を根拠にして、この問題の調査を求める陳情書が却下されたが。
岩山町議:警察に呼び出された時に許可の話をして、警察も「それが(許可だと)確認できた」と言って、許可と認めてくれた。
産廃の焼却処分「いけないこと。反省しかない」
記者:焼却処分の許可は得たのか。
岩山町議:産業廃棄物を燃やした事実はあり、してはいけない(違法な)ことなので許可は得ていない。
記者:焼却する1年前の議会で不法投棄に罰金を科する条例の提案をしているのに、なぜやってしまったのか。
岩山町議:木片だけを集めていたところに、リフォーム工事の大工さんとのすれ違いで、畑の小屋に入れていた濡れた畳を1枚置かれてしまい、自分の力では重くて運べなかった。お風呂の焚き物にほしいといっていた人からは、「もういらない」と言われてしまった。生活環境課長からは「置くのはいいが、燃やしてはいけない」と言われていたが、私が疲れてしまい、燃やしてしまった。燃え残ったものが多く、いけないことだった。反省しかない。
記者:証拠写真を見て、「注意」で終わったことに不満や疑問をもつ町民がいる。廃棄物を燃やさずに片づけても、50万円の罰金を支払った人もいるが、どう思うか。
岩山町議:そこに悪意があったということだと思う。
記者:産業廃棄物の焼却は違法行為であるという認識はあったのか。
岩山町議:その認識はあった。
*1)町生活環境課の課長は屋久島ポストの取材に「町として許可を出した事実ない」と否定している。
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