岩山鶴美町議、警察に「町から許可」と説明 鹿児島・屋久島町議アパート廃材焼却問題

yakushima-post

岩山町議「警察は『許可』と認めた」、取材に

屋久島署「警察は関係ない」


 鹿児島県屋久島町の岩山鶴美町議
(64)が自身で経営し、所有するアパートのリフォーム工事に伴う廃材を廃棄し、焼却した問題をめぐり、岩山町議が屋久島署の事情聴取で「町から許可を得ていた」と説明していたことがわかった。岩山町議が調査報道メディア「屋久島ポスト」の取材で認めた。しかし、町は「許可は出していない」と全面的に否定していることが屋久島ポストの取材ですでに判明している。岩山町議は取材に自身が主張する「許可」について、屋久島署が確認して「認めてくれた」とも話した。
R)6.令和3年2月12日現場③
警察が捜査した廃棄物の焼却現場には、立入禁止の黄色いテープが張られた。燃え残った廃棄物の近くにはバケツが置かれていた(2021年2月初め、屋久島町安房)=町民提供

 岩山町議の「許可」発言をめぐっては、町議会の議会運営員会が「許可」の内容を町に確認しないまま、調査を求める町民からの陳情書を却下する根拠にしていた。岩山町議は町議会に続いて捜査機関に対しても、不確かな説明をしていたことになる。



「仮置きする許可」と主張

 廃棄物を親族の私有地で焼却処分した岩山町議によると、20211月以降に屋久島署の捜査を受け、事情聴取の際に「許可を得ていた」と説明、「警察も許可と認めてくれた」という。

 それでは、その「許可」はどのような内容だったのか。

 岩山町議によると、「廃棄物を仮置きする許可だった」という。町生活環境課の矢野和好課長から書面ではなく、「口頭で許可をもらった」と話した。ただ、焼却する許可を得ていたのかと尋ねると、「産業廃棄物は燃やしてはいけないので、許可は取っていなかった」と答えた。

 そもそも、町は岩山町議が主張する「許可」については全面的に否定している。同課の矢野課長は取材に「町として許可を出した事実はない」と否定。岩山町議から私有地に廃棄物を仮置きしてもいいかと相談を受け、長期間ではなく一時的に置き、そのあとに適切に処分するという話だったため、「それならいいのではないか」と私見を述べただけだとしている。
1.令和2年9月14日現場①
岩山鶴美町議が「町から仮置きの許可を得た」として、親族の畑に置いた廃棄物。その後に焼却処分された(2020年9月14日、屋久島町安房)=町民提供

屋久島署、産廃関連の許可は「警察に関係ない」

 屋久島署は岩山町議が主張する「許可」を「認めてくれた」のか──。

 同署の大畠基史次長は取材に「(産業廃棄物関連の)許可をするのは県であり、警察は関係ないので何もわからない」と話している。

■関連記事:屋久島町議アパート廃材焼却問題


■岩山鶴美町議に関する記事



姉妹メディア「ほっとやくしま」


メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事
これらの記事も読まれています
記事URLをコピーしました