職員が独断で虚偽報告 訴訟準備で初めて判明 屋久島町補助金不正・住民訴訟
荒木町長、不正発覚後に調査せず「住民訴訟の答弁書を作成するにあたりわかった」
第三者委員会の不正調査 再び町議会で拒否
【動画】補助金不正請求の虚偽報告などについて答弁する荒木耕治町長と日高豊副町長(2022年12月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより)
屋久島町が水道工事で補助金を申請する際に虚偽の「工事完成日」などを報告し、国から補助金1668万円の返還命令を受けたのは町幹部の責任だとして、町に対して荒木耕治町長ら幹部3人に損害賠償を命令するように町民が求めた住民訴訟――。
荒木町長は12月9日の町議会一般質問で、担当職員が幹部の決裁を受けずに独断で虚偽報告書を提出した事実について、住民訴訟が提起される以前は把握していなかったことを明らかにした。職員が町の公印を勝手に押印した経緯などは、今年10月に訴訟の準備をする段階で初めて判明し、「その旨を(住民訴訟の答弁書に)記載した」と説明。この発言を踏まえ、訴訟後に第三者委員会による不正調査を求められたが、これまでと同様に「私は(第三者委が必要だと)思っていない」と拒否した。
補助金不正請求の虚偽報告などについて答弁する荒木耕治町長=前列右(2022年12月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより)
荒木町長「決裁文書が残されていない」
この日あった町議会一般質問で、町の答弁書に担当職員が独断で虚偽報告書を提出した経緯が記載されていることを受けて、真辺真紀町議は「最も重大な問題について(町は)議会に報告をしていない」と指摘。それに対し、荒木町長は「今回の住民訴訟の答弁書を作成するにあたり、令和2年度事業の実績報告書提出にかかる決裁文書が残されていないことがわかり、その旨を記載した」と答弁した。
補助金不正請求の虚偽報告などについて答弁する日高豊副町長=中央。前列右は荒木耕治町長(2022年12月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより)
真辺町議、虚偽公文書は「明らかに犯罪」
続いて、真辺町議は町長や副町長の許可を得ずに公印を公文書に押した点を問題視して、「これは明らかに犯罪だと思う」と主張し、町幹部の見解を質した。だが、町長に代わって答弁に立った日高豊副町長は、この問題が係争中であることを理由に「その中身について、あれこれ、今ここで私たちが自らの主張を述べる場所ではない」として、回答を避けた。
町長と副町長の答弁を受け、真辺町議は「本来は住民訴訟、監査請求が起きる前に町がきちんと調査をするべきだ」と批判し、訴訟が終了したあとに第三者委員会を設置して、詳細に調査することを求めた。しかし、荒木町長は「いま議員が言ったような(第三者委で調査する)ことは、いまは私は思っていない」と述べ、これまでの議会答弁と同様に第三者委による調査を拒否した。
町、職員の責任不問から一転「職員が独断で虚偽報告」
この問題をめぐって、これまで町は、補助金返還の責任は工事が遅れた業者側にあると主張。その一方で、担当職員には責任がないという考えを示し、懲罰委員会での処分は一切してこなかった。だが今年10月に住民訴訟が提起され、荒木町長ら幹部3人の管理責任が問われると、町は一転して、担当職員が虚偽報告書を提出した詳細な経緯を答弁書で説明。国への虚偽報告書は職員が「独断」で提出したもので、荒木町長ら幹部に法的責任は一切ないと主張している。
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議会での発言、もう少し慎重にされた方が良いかと。
そもそも貰うべきではない補助金だから誰の責任も、問われない⁉️
から一転
勝手に報告書を作成されて出された⁉️
しかも
訴訟提起されてから気づいた⁉️
とか
色々つじつまが合わなすぎる。
責任回避するための言い訳を総動員しているとしか思えない。
この会議で虚偽答弁訂正したばかりなのに、舌の根も乾かぬうちにまた同じ過ちを繰り返すのか?
屋久島ポストが報じている一連のことは、本来は議会が取り上げてしかるべきことだと思うのですが、一体屋久島町の議会議員は何を考えているのだと言いたい。
屋久島町及び町民の行く末のことなどより、自分の次の選挙のことしか頭にない、自己保身だけに長けたどうしようもない人たちと言わざるを得ません。