【今週の記事】うその記載で国の補助金
鹿児島県屋久島町がうその「工事完成日」を記載した文書を提出し、国から1億1000万円の補助金を受け取っていた問題は、11月9日の「屋久島ポスト」による報道で明らかになりました。その後の取材では、同町の荒木耕治町長がうその記載を知った後も、その事実を国や県に報告しなかったことや、工事が終わっていない段階で、厚労省が町に補助金を「前払い」していたことなどが判明。県が町から事情を聴き、近く国に報告する予定です。
問題が発覚した後、今週に私たちが配信した記事をまとめました。
鹿児島県屋久島町が、同町の水道施設の整備工事で受け取った国の補助金を申請する際に、実際には工事が終わっていなかったにもかかわらず、そのことを知りながら、終わったかのように装い、うその日付を記載した文書を作成して、厚生労働省に提出していた。この結果、町は補助金1億1000万円を受け取った。
●【速報】うその「工事完成日」 町長が26日に臨時議会で説明へ(2021年11月9日)
鹿児島県屋久島町が、同町の水道整備工事で国に補助金の申請をする際に、うその「工事完成日」を文書に記載して1億1000万円を受け取った問題について、荒木耕治町長が11月26日に開かれる町議会の臨時会で説明することが9日、「屋久島ポスト」の取材でわかった。
●厚労省「事実であれば、しかるべき対応」(2021年11月10日)
鹿児島県屋久島町が、同町の水道整備工事で国に補助金の申請をする際に、うその「工事完成日」を文書に記載して1億1000万円を受け取った問題をめぐり、同町の荒木耕治町長が問題の工事が実際には終わっていないとの報告を受けたあとも、厚生労働省に報告していなかったことがわかった。
●厚労省が補助金1億1000万円を「前払い」(2021年11月11日)
鹿児島県屋久島町が、同町の水道整備工事で国に補助金の申請をする際に、うその「工事完成日」を文書に記載して補助金1億1000万円を受け取った問題をめぐり、同町がその補助金を受け取った時期が2021年4月だったことが、調査報道メディア「屋久島ポスト」(編集・発行:地域メディア・屋久島)の取材でわかった。関係者によると、実際に工事が終わったのは同年8月下旬で、町は補助金の受給後も4カ月にわたって工事を続けていたことになる。本来なら、工事がすべて終わらないと受け取れない補助金を「前払い」で受け取っていた形だ。
●鹿児島県、屋久島町の「弁明」にNO! 補助金書類うそ記載問題(2021年11月12日)
鹿児島県屋久島町が、同町の水道整備工事で国に補助金の申請をする際に、うその「工事完成日」を文書に記載して補助金1億1000万円を受け取った問題をめぐり、鹿児島県は11月11日、県庁を訪れた同町幹部の説明に対して、「すべての工事が終わってから事業実績報告をするべきだ」との認識を示した。県によると、町は「国の補助事業部分の工事は終わっていた」と弁明したが、県はその町の主張を受け入れなかった形だ。県は、町が書類に記載した「工事完成日」は「事実と違う」との認識を示し、近く厚生労働省に報告する。