【読者の声】御用議会に守られ四期目の出馬表明 屋久島町長選2023
補助金不正受給は「一番恥ずべき不祥事」、町長交際費は「自分のポケットマネーのように支出」
取ってつけたような作り笑顔、そしておよそ6カ月以内に撮影されたものとは思えない日本の滝百選・大川の滝を背景にした合成写真?
これまで屋久島ポストが報じてきた数々の不祥事があるにもかかわらず、荒木耕治氏が屋久島町長選挙四期目への出馬表明が出来るのも、御用組合ならぬ御用議会の存在があるからでしょう。
ところで荒木耕治氏の後援会報は、過去の荒木町長リコールと出張旅費精算問題については触れていますが、町長交際費問題及び口永良部島簡易水道整備工事に絡む国庫補助金不正請求問題についてはスルーしています。
屋久島ポストと違って、テレビや新聞などのローカルメディアが、この問題についてはあまり報じてこなかったので、多くの町民は知らない問題だと高をくくってのことでしょうか?
町長交際費については、公費である町長交際費をあたかも自分のポケットマネーであるかのような感覚で支出しているところが問題なのですが、どうも本人はそうは思っていないふしがあります。三期も町長職を務めているわけですから、くれぐれも公私混同がないようお願いします。
数ある中で一番恥ずべき不祥事は、口永良部島簡易水道整備工事に絡む国庫補助金不正請求問題ではないでしょうか。
まず他の案件とは金額が一桁違いますし、さらに言うと、これまで当時の担当課長を始め関係職員の処分をしていないことが、この不正を役場全体で隠そうとしたことの証左でしょう。
工期内に工事を完了できなかった工事請負業者が悪いのは勿論ですが、その事実を知っていながら繰越明許の事務手続きを怠った役場サイドの責任も大きいものがあります。
この手続きさえしていれば、補助金返還などしなくて済んだわけですから…。
先月6月28日にあった第4回口頭弁論でも、裁判所の宿題に対し「町はもともと交付を受けることができない補助金を返還したにすぎない」などと、これまでと同じ主張を繰り返しているわけですから、この問題に対する屋久島町役場の姿勢には、ただただあきれるばかりです。
今の屋久島町役場が組織としての体を成していないことは、この国庫補助金不正請求問題ひとつを見ても明らかでしょう。
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