もっと高額になるのか? 森山衆院議員への贈り物【町の宿題①】屋久島町長交際費・住民訴訟
衆院議員への高額贈答、計22件のうち10件は議員名が不明 ➡ 森山衆院議員への贈答、12件50万円分から増える可能性
鹿児島地裁、森山衆院議員への全贈答について説明を求める
【左上】屋久島町の荒木耕治町長【中央上】国会議事堂(Wikimedia Commons より)【右上】森山裕衆院議員(Wikimedia Commons より)【下】荒木町長が贈答した焼酎「三岳原酒」
【宿題①】森山裕衆院議員に対するすべての高額贈答について詳細を明らかにせよ――。
屋久島町の荒木耕治町長が交際費で国会議員らに高額の贈答をしたのは違法な支出だとして、同町の住民が町を相手取り、荒木町長に贈答で使った約200万円を賠償請求するよう求めた住民訴訟で、鹿児島地裁は9月12日、第4回口頭弁論で町に複数の「宿題」を与えた。いずれも、これまで町が明らかにしてこなかった点に対して、地裁が説明を求めたもので、原告の住民にとっては、新たな事実を知る貴重な機会となる。
その【町の宿題】を詳細に伝える連載の1回目は、荒木町長が自民党の森山裕衆院(鹿児島4区)にした高額贈答(1万円以上)のうち、住民が訴状で指摘していない贈答について、地裁が説明を求めたことを紹介する。
町、森山衆院議員への贈答「すべて明らかにした」から一転「もう一度確認する」
訴訟関係者によると、この日の口頭弁論で地裁が町に説明を求めたのは、2017~2021年度に荒木町長が森山衆院議員にした高額な贈答のうち、住民が訴状で指摘した12件、約50万円分の贈答以外についてだ。裁判官が「原告が指摘した部分以外にあれば、すべて出すように」と伝えると、町の指定代理人は「すでに準備書面で明らかにしている」と答えた。だが、その回答を裁判官が記録に書き留めようとしたところ、町側から「もう一度確認させてほしい」と言い出し、贈答の有無も含めて、次回の口頭弁論で説明することになったという。
住民、森山衆院議員への贈答は「少なくとも」12件50万円分
住民が訴状で指摘した12件、約50万円分の贈答は、いずれも屋久島ポストの取材で明らかになったものだ。町長交際費による贈答記録を情報開示する際、町は「個人情報」を理由に贈答先の個人名を黒塗りして非開示としている。そこで、屋久島ポストは東京・永田町の森山事務所などに取材し、森山衆院議員への贈答だと確認したうえで報道。住民はその記事と個人名が黒塗りされた贈答記録を裁判の証拠として提出し、森山衆院議員への贈答は「少なくとも」12件、約50万円分と主張してきた。
議員名が不明の贈答に「三岳原酒」24本で6万1680円も
一方、住民が衆院議員への全贈答記録として証拠提出した22件のうち、森山衆院議員への12件を除いた贈答は10件ある。いずれも贈答先には「衆議院議員」と記載されているが、個人名が黒塗りされているため、どの議員に贈ったのかは確認できない。
その10件のなかには高級焼酎「三岳原酒」の贈答として、2017年10月30日に24本を6万1680円、2020年6月22日に15本を4万500円で、それぞれ贈った記録もある。すでに森山衆院議員への贈答だと判明している記録をみると、荒木町長は「三岳原酒」を大量に贈っているケースが多く、これらも森山衆院議員に対する贈答だった可能性がある。
屋久島町が開示した衆院議員らへの贈答記録。「三岳原酒」24本を贈って6万1680円を支出している
屋久島町が開示した衆院議員らへの贈答記録。「三岳原酒」15本を贈って4万500円を支出している
町、10月10日までに準備書面で回答
いま現在、「少なくとも」12件、約50万円分とされている森山衆院議員への高額贈答は、さらに件数と金額が増えるのか。次回10月31日にある第5回口頭弁論に向けて、町は10月10日までに「宿題」の回答を準備書面で明らかにする予定だ。
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森山議員にもっと大量に送られていたとしたら、自民党としても目をつぶれなくなるかもしれませんね。
今回の町長選挙に、現職はまた自民党に推薦願いを出していると聞いているが、これでは返ってマイナスのイメージしか有りません。
現職の過去の不正や業績をみれば、まさか推薦などあったら、自民党自体にも影響は有ります。
交際費の不適切な支出に対する住民訴訟は勝利が見えています。
その時にどのような影響があるか、注意すべきです。