あす12日、屋久島ポストが表彰式へ 日隅一雄・情報流通促進賞 奨励賞

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鹿島共同代表「屋久島町政をめぐる一連の調査報道活動」を報告

東京・小石川後楽園からライブ配信
創刊1カ月3
補助金不正請求事件の取材で、荒木耕治町長(左)に行政文書を見せて質問する屋久島ポストの鹿島幹男代表(2021年12月1日、屋久島空港)

 「市民が主人公になる社会」の実現に向けて、表現の自由や国民主権の促進などに貢献した個人や団体を顕彰する「日隅一雄・情報流通促進賞2022」の表彰式は612日、東京都文京区の小石川後楽園・涵徳亭で開かれ、調査報道メディア「屋久島ポスト」に奨励賞が贈られる。屋久島からは鹿島幹男共同代表らが招待され、審査対象となった補助金不正請求事件など「屋久島町政をめぐる一連の調査報道活動」について報告する。表彰式は午後1時から始まり、ユーチューブでライブ配信される。


【ライブ配信】日隅一雄・情報流通促進賞2022表彰式 

 同賞は、日米沖縄密約の文書公開訴訟など、市民の知る権利を守る活動を続けた故日隅一雄弁護士(享年49)の遺志を継いで設立された「日隅一雄・情報流通促進基金(事務局:東京都新宿区)が主催。弁護士や大学教授、作家、メディア関係者らが中心になって活動し、毎年1回、日隅氏の命日にあたる612日に表彰式を開催している。

10回目となる今回は、作家の落合恵子、情報公開クリアリングハウス理事長の三木由希子、メディア総合研究所事務局長の岩崎貞明の3氏が選考委員となり、屋久島ポストなど1団体、4個人を選んだ。

 屋久島ポストの受賞理由は「情報公開制度を活用して、機能不全になっている地方自治のあり方を明らかにし、ブログという誰でも簡単に利用できるツールを使い、問題解決のために情報発信を行う取り組みは、公正な情報の流通・促進をはかる活動を表彰する本賞の対象にふさわしい」とされ、屋久島町の補助金不正請求事件や出張旅費不正問題などの調査報道が高く評価された。

以下は各受賞者(敬称略)

<大賞>(副賞50万円)

・藤目ゆき 書籍「占領軍被害の研究」執筆活動


<奨励賞>
(副賞30万円)

・屋久島ポスト 共同代表鹿島幹男、屋久島町政をめぐる一連の調査報道活動

・三上智恵 沖縄スパイ戦に関する一連の映画製作・書籍制作・報道と講演等の活動


<特別賞>

・竹信三恵子 書籍「賃金破壊」の執筆活動

・前川喜平 書籍「権力は腐敗する」の執筆と講演活動

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