毎年恒例 パッションフルーツの贈答 今年は中止 屋久島町長交際費問題

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国会議員や鹿児島県知事らにパッションフルーツ 昨年25
今年はゼロ

荒木町長、台風の影響で「確保できなかった」

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【左】パッションフルーツ【右】今年はパッションフルーツの贈答を中止したことを説明する屋久島町の荒木耕治町長(2022年12月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより)

 屋久島町の荒木耕治町長が自身の裁量で支出できる交際費を使い、過去5年間に約370万円分の贈答品を贈っていた問題をめぐり、町長が毎年夏の恒例で贈っているパッションフルーツの贈答を、今年はすべて取り止めていたことがわかった。過去5年間の支出額は計31万円で、昨年は国会議員や鹿児島県知事ら17人に計25箱を贈っていた。今年の贈答がゼロになった理由について、荒木町長は「今年度は(台風の影響で)確保できなかった」とする一方、農協の関係者は「今年は出荷量も多く、商品の確保が困難だったとは思えない」と話している。

令和3年度)交際費使用伺い-6
2021年夏にパッションフルーツを贈答した際に作成された交際費使用伺いの文書。「内閣総理大臣」「衆議院議員」「鹿児島県知事」などの贈答先が記載され、計25箱、7万5600円が支出された


国会議員らに過去5年で108箱 計31万円

 屋久島ポストが開示請求した交際費の支出記録によると、20172021年度の5年間で、荒木町長がパッションフルーツを贈答したのは延べ68人、計108箱で、総額は309464円だった。

 贈答先で最も多いのは国会議員の延べ18人。町は個人情報を理由に各議員の個人名を黒塗りで非公表としているが、支出記録に記載された相手先の「内閣総理大臣」と贈答年月日から、当時の菅義偉首相も含まれていることがわかる。その他では、鹿児島県の塩田康一知事と三反園訓前知事、佐賀県知事、屋久島環境文化財団理事長、民間会社代表などに贈っている。

 一方、屋久島町のウェブサイトに公表された町長交際費の支出記録によると、今年7月と8月にパッションフルーツの贈答による支出はなかった。

【動画】今年はパッションフルーツの贈答を中止したことを説明する屋久島町の荒木耕治町長(2022年12月9日、屋久島町議会、同町議会YouTubeチャンネルより)

町長「特産品PRとして交友関係者等に贈答」

 毎年恒例だったパッションフルーツの贈答について、129日の町議会一般質問で問われた荒木町長は「これまで8月にはパッションフルーツを特産品PRとして、交友関係者等に贈答してきた」としたうえで、「今年度は(台風の影響で)パッションフルーツの確保ができなかったことから(贈答を)見送りした」と答弁した。


農協関係者「商品の確保が困難だったとは思えない」

 一方、町が毎年夏にパッションフルーツを購入している種子屋久農協・屋久島支所の関係者で、パッションフルーツの生産者は「今年は出荷量が多く、不作などの理由で商品の確保が困難だったとは思えない」と話している。


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  1. 素直が一番

    私もパッションフルーツの生産者の一人です。
    確かに昨年度は不順な気候の関係も有り、かなり不作でした。今年は例年並みの出荷量に回復したように思います。
    「不作の影響で確保が困難だった」の理由はおかしいと思います。
    ここは素直に「指摘を受けて贈り物を見直しました」と言うべきところです。
    予想ではあるが、議会でも取り上げられ問題に為っている関係で、贈られる側も迷惑して、受け取りを拒否しているのでは有りませんか?
    住民の指摘を受けて、行政執行を見直す事は、決して恥ずかしい事ではありません。
    素直になれば道は開かれます。

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