荒木町長、総事業費は「完成間近に明らかになる」 宮之浦・多目的交流センター整備事業
本体工事22億5000万円+旧施設解体1億9100万円+造成?+駐車場?+植栽等撤去?=24億4100万円+???
担当課長、早期に総事業費を示すと「混乱を招きかねない」
2020年9月の台風で、屋根に穴があく被害が出た宮之浦体育館(屋久島町議会に提供された町の資料より)
屋久島町多目的交流センター建設の総事業費は完成間近までわからない――。
同町が2026年度に着工をめざす同センター建設の総事業費について、荒木耕治町長は6月11日にあった町議会一般質問で、建設工事が完成間近となる2028年上旬に判明することを明らかにした。隣接する宮之浦体育館の解体や駐車場の整備工事などがあるためだとしているが、このままの状態が続けば、町が事業費の総額を明確にしないまま、本体工事を始める異例の事態となる。
多目的交流センターは島北部の宮之浦地区に建設される。老朽化が進む宮之浦体育館や屋久島離島開発総合センターに代わる施設で、センター内にはコンサートや演劇、スポーツなどができる「ホール兼アリーナ」、図書室などを整備。2026年度に着工し、2028年度の完成をめざしている。
多目的交流センターの建設予定地と周辺施設(屋久島町の基本計画書より)
この日、質問に立った真辺真紀町議は、「本体工事費として22億5000万円ほどを見込んでいるようだが、周辺設備費や関連施設の解体費用などを含めた最終的な総事業費はいくらと試算されているのか」と尋ねた。
質問に対し、荒木耕治町長は同センターの建設単価を1㎡あたり60万円と想定しているとして、「あくまで22億5000万円は概算の数値になる」と説明。さらに本体工事に加えて、宮之浦体育館と屋久島離島開発総合センターの解体、敷地内の造成、駐車場整備、植栽などの撤去にも費用が必要だとして、すべての費用をまとめた総事業費は「当施設が完成間近の令和10年(2028年)上旬に明らかになる」と述べた。
多目的交流センター建設の総事業費について答弁する荒木耕治町長(2024年6月11日、屋久島町議会YouTubeチャンネルより)
また、整備事業を担当する政策推進課の木原幸治課長は、「宮之浦体育館の解体費用は6700万円、離島開発総合センターは1億2400万円程度を見込んでいる」と説明し、旧施設の解体費用が計1億9100万円程度になることを明らかにした。
「町報やくしま」(2024年3月号)で紹介された屋久島離島開発総合センターの老朽化した様子
施設の完成間近まで総事業費が明確にならないとの答弁を受けて、真辺町議は「なるべく早く町民に総事業費を公表すべきではないか」と指摘。それに対し木原課長は、今後に各工事の費用が変わる可能性があることを踏まえ、「あまりにも大きく、あまりにも小さく情報を提供すると混乱を招きかねない」と答弁し、早期に総事業費を示すことはできないとした。
草生える。
どーせ総事業費を公開したら、顰蹙かうから出さないだけでしょう。
後出しジャンケン戦法で、セコイですわ、ほんま。
ほんと上屋久町びいきに拍車かかっていますね。
荒木町長は屋久町に人を入れたくないのかな?(*^^*)
銀行も上屋久、役場も元締は上屋久、今度はホールも上屋久ですか。
屋久町の人に恨みでもあるのかな(*^^*)