安房大ホール、役場内で食い違う利用方針 宮之浦・多目的交流センター整備事業
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屋久島ポスト – The Yakushima Post
安房区長会、南部地域の文化拠点を守るため「できるだけ多くの住民に参加を」
9月26日午後6時30分から安房公民館で開催
【上】屋久島町総合センター【下】屋久島町役場
屋久島東部の安房地区にある屋久島町総合センター大ホールの存続をめぐり、安房校区の区長会と町幹部らによる話し合いの会が9月26日に安房公民館で開かれる。安房大ホールの廃止を決めている荒木耕治町長ら町幹部が出席し、同校区の住民らが大ホールの継続利用などを訴える。
時間は午後6時30分からで、安房校区以外の住民も自由に参加できる。同区長会は「できるだけ多くの住民に参加してもらい、南部地域の文化拠点を守る必要性を町幹部に訴えてほしい」と呼びかけている。
多目的交流センターに一本化の場合は「小瀬田地区に建設を」
安房大ホールは老朽化が進み、現在は使用が中止されている。その状況を受けて、町は島北部の宮之浦地区に建設予定の多目的交流センターに文化施設を一本化して、安房大ホールは廃止する方針を示している。
町の方針に対し、同区長会は7月に「安房大ホールは南部地域の重要な文化交流の拠点」だとして、改修整備を求める陳情書を町に提出。もし廃止して、文化施設を多目的交流センターに一本化する場合は、「全町民が平等かつ公平に利用できる」ようにするため、建設場所を宮之浦地区ではなく、町役場がある小瀬田地区に変更することを求めている。